「そろそろ来るころだな…お前たち、お客を迎える支度はいいか?」
日沼の言葉に促され、優理子と貴之は早朝に日沼を迎えたときと同じように
玄関に並んで正座をさせられた。
二人とも全裸である。
優理子の乳首と陰唇に嵌められたピアスには糸が括りつけられ、その端を日沼が
指に絡め持っている。
早朝から八木家を訪れた日沼は散々優理子の身体を貪りながら接客の要領を
教え込んでいる。
「ヒヒヒ…俺にとっては大事なお客だからな。
くれぐれも機嫌を損ねるんじゃないぞ。」
「うぅ…分かっております…日沼様のお客様なら私たち夫婦にはご主人様同然です。
貴之さんと一緒にきっとご満足いただけるようおもてなしさせていただきます。」
優理子は日沼を見上げて答える。
「で、でも…せめてどなたがいらっしゃるのか教えていただけませんか?
うぅ…こんな姿をお見せするなんてあまりに惨め過ぎます…」
この時になっても優理子と貴之は訪問客が誰なのかを知らされておらず、優理子の
表情に不安の色が滲んでいる。
「チッ、それは会ってからのお楽しみと言っただろう。
何度言わせるんだよ、この馬鹿女は。
まさか相手を見て態度を変えるつもりじゃないだろうな。」
「うぅ…そんなつもりは少しもありません。
どのような方でも私たちは精一杯楽しんでいただきます。」
日沼の叱責に優理子は慌てて日沼の足に縋りつき、媚びるようにズボンの上から
股間に頬を擦り寄せた。
「分かりゃいいんだよ…それよりいつまでも辛気臭い面してないで笑顔だよ、笑顔。」
夫婦が日沼が言うとおりに笑顔を浮かべた時、来客を告げるチャイムが鳴った。
「鍵は開いてるよ、どうぞ入ってくれ。」
その言葉に優理子も貴之も床に手を突いてひれ伏した。
日沼の言いつけでよしと言うまで顔を上げてはならないのだ。
一人ではなさそうだ。
何人かの足音と続けて無遠慮な笑い声が二人の耳に飛び込んで来る。
自宅玄関で夫婦揃って全裸で来客を迎える恥辱に貴之も優理子も身体を震わせた。
「ほれ、お客様に言うことがあるんだろ。」
日沼に促され、まず貴之が顔を伏せたまま教えられた口上を述べる。
「本日は我が家へお越しいただきありがとうございます。
私どもは日沼様に飼っていただいている夫婦奴隷でございます。
日沼様のお言いつけで私もここにいる妻の優理子も心から皆様をおもてなし
させていただきますので、思う存分楽しんで行ってください。」
貴之に続いて優理子が口を開く。
「妻の優理子でございます。
夫も私も強度のマゾで露出狂なので、こんなはしたない姿でお出迎えして
申し訳ございません。
夫が申し上げましたように私たち夫婦奴隷はお客様に楽しんでいただくのが
務めでございますので、遠慮なく優理子のオマンコやアナルやオッパイを
性欲処理の道具にお使いください。」
貴之も優理子も日沼に教えられた言葉を口にしたのだ。
「へへへ、苦しゅうないぞ、面を上げいってか。」
一瞬の静寂の後、いかにも軽薄そうな声が夫婦の頭に投げられた。
その言葉に優理子は恐る恐る顔を上げ、その時初めて訪問客の顔を見た。
「えっ?…まさか…皆川君?」
その声の主は優理子にとって忘れようにも忘れられない、光教学院に赴任する
前任校での教え子だった皆川竜治に違いなかった。
素行が悪く優理子の更生させようという努力も空しく警察沙汰になって
退学させてしまった苦い思い出の生徒だった。
「懐かしいな…八木先生、相変わらず美人だねぇ。
厳しかった先生が素っ裸で歓迎してしてくれるなんて嬉しいな。
あの頃は服の上から先生の裸を想像ばかりしていたけど、こうして見ると
メチャクチャいい身体しているよ。」
「い、嫌っ…見ないで…皆川君!」
優理子は奴隷の立場を忘れて両手で胸を隠し、身を縮ませた。
「あらあら竜也ったら、この女のせいで退学になったというのにそんな褒め言葉
を掛けるなんて心の優しい子だわね。」
そう声を掛けて来たのは竜治の母親の皆川夫人だった。
「八木先生、ごきげんよう。焼肉屋さんでお会いして以来かしら?」
日沼の案内で坂本たちと連れられて行った焼肉店で破廉恥な露出調教を目撃され、
皆川夫人はそれ以来日沼と連絡を取り合っていたようだ。
「ケケケ、皆川さんとはすっかり意気投合してね。
どうしても息子さんが世話になったお礼をしたいと言うので招いたのさ。
て言うかこういうのってお礼参りって言うべきかな。」
そう笑いながら日沼は指先に絡めた6本の糸をグイグイ引っ張った。
「あぁ…だめ…」
優理子が悲鳴を上げる。
左右の陰唇に2つずつと左右の乳首に1つずつに嵌められたリングピアスに
糸は括り付けられ、日沼が引っ張ると敏感な部分が刺激される。
「優理子よぉ、そんな身を丸めてたんじゃお客様の目を楽しませることも
出来ないぜ。」
糸に引っ張られ立ち上がるしかない。
「手は頭の上に…」
日沼の指示に優理子は反射的に従ってしまう。
全く無防備に蟹股立ちになった優理子の身体が隅々まで晒される。
「『露出マゾ奴隷』って書いてあるぞ…これって入墨じゃん。
おっ、こっちには『肉便器』…ギャハハ、『奴隷5号』だってさ。
笑えるぞ。」
優理子の胸とお腹と下腹部に刻まれた卑猥な文字を竜治が声にして読む。
「ねぇ、アソコの毛も生えてないじゃない。剃ってるの?」
「いや、永久脱毛してるのさ…余計な毛が生えてるとマンコ使うのに邪魔だからな。」
「なぁ竜治、そろそろ俺たちのことも紹介してくれよ。」
来客は竜治と皆川夫人だけではなかった。
3人の人相の悪い男が優理子の裸身を眺めている。
「あ、社長、すみませんねぇ…こちら俺の昔の担任の八木優理子先生です。」
竜治が優理子を紹介する。
「うぅ…ど、どなたなの?」
優理子は卑猥なポーズを崩せないまま怯えた目を男たちに向ける。
「俺の勤め先の社長だよ。AV製作会社なんだ。こちらが男優の鯨井さんで
そちらがカメラマンの向坂さん。」
「え、AV…!?」
優理子は驚きの声を上げる。
「そんなに驚くことないじゃない…竜治はあなたのせいで高校退学になった後、
勤めもなかなか決まらなくてね…なんとか就職させてもらったのよ。
うふふ、アダルト女優を探してるって言うからあなたを紹介してあげたって訳。」
皆川夫人の発言に優理子も貴之も慄然とした。
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