玲奈の父親は、姉達が通うお嬢様学校に莫大な寄付金を出している。
その寄付金がなければ運営がしばらくすればたちゆかなくなるほどのものだから教師も見て見ぬフリをしてやり過ごしてる。そんな説明を悪気もなく玲奈は続ける。
通り過ぎる同じ学校の生徒も引きつった笑顔で挨拶をしていく。が、この格好の亜希子を庇うものはいなかったし玲奈を咎めるものもいなかった。
さらに続ける。
ほら、他にもいるでしょう。
姉のような惨めな痴女のような格好の女性を指差す。
「私が秘密を握っているのよ。だからこんなことにも逆らわず、私の機嫌をそこなわないようにしてるのよ。」
そう言って亜希子の制服やひろみの制服についた精子を見て満足そうに見て学校に車に乗って向かう。
亜希子は玲奈が去った後、
「言えなかったけど、そういう事なの…ごめんなさい…あなたを巻き込んで。」
学校に着き、校門を過ぎるとカバンから首輪を取り出し、自分につける。
本来なら教師が見れば注意するべき、声をかけるべきお嬢様学校には相応しくない姿。この首輪を教師が見れば見なかったことにするという印。
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