『人妻奴隷教師裕子23』
戒めを解いた裕子に身繕いをさせ、帰る準備をする。あの閉経女店主からのアドバイスだ。パーティーでも、牝奴隷の売買が行われる。市場とは違い、庭先取引では値段の変動が激しく値引きも多く発生する。一番多いのは、牝奴隷の交換だ。他の牝奴隷に目が眩み、二束三文で裕子を失いたくない。ここは、閉経女店主のアドバイスに従うことにした。
裕子を連れてホテルの玄関を出ると、その閉経女店主が待ち構えていた。
「当然……。私の店で、買ってくれるんでしょうね?」
上から目線で、そう言った閉経女店主。裕子にタクシー代を握らせて、俺を自分の車の助手席に押し込んだ。
「拉致する気か?」
俺の怒鳴り声に、ハンドルを握る閉経女店主は笑って返す。
「人聞きの悪いこと、言わないでよ。お店まで、無事に送ってあげる。私って、親切でしょう?」
問答無用で、閉経女店主の店に連れ込まれた。仕様が無いので、この店で買うことにする。予算内で買える牝奴隷は、何匹か居る。それ以前に……。性欲処理専門だから、高価な牝奴隷でなくていい。
ある牝奴隷が入っている檻の前で、足が止まった。ムチムチした肉体に、豊満な垂れ乳。魅力的な裸だが、閉経後と分かる身体つきがそれを台無しにしている。裕子より年上と分かるオバサンだ。裕子もオバサンだが、裕子よりオバサン色が濃い。
「あらぁ! いい牝奴隷に、目を付けたわね。冴子……って言うのよ」
そう言った閉経女店主に促されて、冴子が頭を下げる。
「精一杯尽くします。宜しくお願いします」
まだ買うかどうか決めていないのに、閉経女店主が冴子を檻から出してしまった。おまけに……。パーティーのチケットやSMの小道具それに冴子の服も高額で売り付けられ、かなりぼったくられた。
「今後とも、ご贔屓に……ね」
閉経女店主のそんな声を背中に、冴子を連れて市場をあとにした。
アパートに戻ったのは夕方。裕子が、ドアの前で俺を待っていた。鍵は俺が持っているから、中に入れないのだ。
「裕子。新しい牝奴隷、冴子だ」
「冴子です。宜しくお願いします」
俺の言葉に、冴子が深々とお辞儀をした。
「冴子。俺のお気に入りの牝奴隷、裕子だ。失礼の無いように……な」
裕子も、冴子にお辞儀を返す。
「裕子です。宜しくお願いします」
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