座敷席である。
焼肉が焼き上がりタレの香りが、まだ腕を縛られたままの優理子の鼻腔をそそる。
すでに目の前で坂本たちが肉をパクついていた。
依然ビニールコート姿で両腕を縛られたままの優理子は正座をして彼らの
食事風景を見せられている。
優理子はゴクリと唾を飲み込んだ。
この三日間、優理子は食事をしていないのだ。
家にあった食料は全て坂本たちの胃袋に収まった。
セックス漬けの中、優理子がわずかに口にしたのは彼らの精液だけだった。
しかも繰り返しされた浣腸でもうお腹の中は空っぽである。
露出散歩の羞恥と不安に忘れていた空腹感が焼肉の匂いに蘇り、一気に限界に達した。
「う…お、お願い…私にも食べさせて…」< br>屈辱に咽びながら優理子は哀願した。
「クク…栄養価の高いザーメンをこってり飲ませてやったのにわがままな先生だぜ。
だが残念だったな…ここは日沼さんの奢りだから俺たちが勝手に先生に食わすわけには
いかねぇんだよ。食いたいなら日沼さんに頼むんだな。」
坂本の言葉に優理子は日沼に向き直り、卑屈にねだる。
「ひ、日沼様…どうか優理子にも食べさせてください…お腹が空いて死にそうなんです…」
「えぇ、もちろんですとも…せっかく私が奢らせていただくんですから、奥さんにも
美味しい焼肉をたらふく召し上がっていただきたいですよ。」
日沼の返事に優理子は安堵した表情をする。
「しかしどうなんでしょうね…コートを着たまま食事と言うのはマナー違反ではあ りませんか?
奥さんも教師なんだから生徒の前で不作法はいただけませんね。」
「あぁ…誰か優理子のコートを脱がせてください…」
両腕を縛られた優理子は一人で脱ぐことも出来ない。
「私で良ければお手伝いしますよ…ヒヒ・・・美人で評判の八木さんの奥さんの脱衣を
言い付かるとは光栄ですな…」
「て言うか元々丸見えなんだから大して変わらなくね?」
不良たちにからかわれながら、優理子は日沼にビニールコートを奪い取られ、
正真正銘の全裸に剥かれた。
坂本が皿に盛られた肉の一片を箸で摘み、火にも通さず優理子の前の畳に投げた。
「先生、食っていいぜ。」
優理子は躊躇した。
生肉を食べるのはあまりに浅ましく思えた。
しかも両腕を縛られていては箸も使えない。
「何だよ、いらねぇのか…だったら食わなくて良いよ。
その代わり次の食事タイムはいつになるか分からないけどな。」
優理子は空腹に負けた。
坂本がその肉を箸で摘んで片付けようとした時、顔を床に擦り付けんばかりに上体を前に倒した。
そしてその肉を 咥えて、口の中に入れる。
タレも掛かっていない生の肉は冷たく生臭い上、なかなか噛み切れず、クチャクチャと
音を立ててしまう。
「あのキリッとした美人な奥さんとは思えない…まるでケダモノですな。」
一片の生肉を夢中で貪る優理子のお尻を撫でながら日沼が笑っている。
なまじ食べ物を口にして、優理子は一層の空腹感を掻き立てられる。
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