SM・調教 官能小説

荒木耕三の欲望はイビツに歪んでいた
容姿に対するコンプレックス
幾度となく貶されて感じた屈辱感
周りを恨み反発する反逆心と、見た目だけで判断される敗北感
それらが混ざりあい長い年月で溶け合った混沌を、人一倍強い性欲がさらにイビツに歪ませている

その欲望を絶え間なく強要され続け、また自分から望んで受け入れる裕子には、調教とゆうよりもむしろ洗脳に近い効果を与えていく

行為の命令は乱暴な言葉で行われる
時には「近所にバラす」などと脅迫でしかない言葉で強要される

脅迫は裕子の心に言い訳を与える
実行しなければならない、と裕子をそそのかす
だから裕子は本当にやる
嘘をつく理由が誰からも与えられないから、送り付けられる醜い欲望の文字を、忠実に実行する

そうして裕子が報告すると、耕三は今度は裕子を罵る
人妻のくせに、旦那がいるくせに、周りに真面目なフリをしてるくせに、こんな事をまさか本当にするなんて
変態だ、淫乱だ、最低だ、どうしようもない

その言葉は事実を根拠に持ち、さらに裕子の心を抑圧し追い込み、次の命令を受け入れさせていく
負の感情で満たされ既成事実に押し潰されていく



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掲示板ログ(一部抜粋)
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ばらされたくないならオナニーしろ
いつもアダルトサイトを見てオナってるんだろ？


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ほんとにヤッタのか！
やっぱりお前はﾄﾞ変態だな
見知らぬ男の言葉でオナニーするなんて、旦那が知ったら何て思うかな

バイブでも使ったのか？

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なに？
指も突っ込んでないのか
変態マゾ人妻のくせに

じゃ、俺の命令はちゃんと実行してないな
奥さんが周りにマゾだと知られたがってるなんて知らなかったよ

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ばらされたくないならちゃんと実行しないとな？
一回だけチャンスをやるよ

明日は１日、ノーブラで過ごしな
で、１０時までに旦那の持ち物でオナニーして報告しろ
１０時に書き込みがなかったらマゾ人妻の事を公開してやるからな

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はははっ

歯ブラシか

まさか、本当にやるなんてな
まさか、実行するなんて

どうしようもない変態マゾ人妻だ

旦那に教えてやりたいぜ

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内容はたった数週間でエスカレートする
時間は残酷に裕子を変化させた
朝に、昼に、夕に、夜に、、、脅迫と侮蔑、強要と罵倒を交互に繰り返しながらエスカレートする

罸だったはずの下着は着用禁止が当たり前になり、生理の日はさらにキツイ罸をこなした
自慰の異物挿入は義務付けられ、太さがないと怒られた

経験は麻痺を産んだ
麻痺はエスカレートする内容を受け入れやすくした
そうしてエスカレートする内容は裕子の心を責めながら悦ばせた


箸を逆にして食材を触るのは抵抗がある
けれど、自分の持つ箸の柄を舐めるのはできなくはない
テーブルもシンクもスプレーの空き缶も、しなければならないなら舐められる
より下品に、より卑猥に、段階的にエスカレートするなら、いろんな事が可能になる

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