あの後・・・深夜に旦那がホテルの部屋をでた後も耕三との行為は続いた
膣に出された精液を、自分の指で掻き出し身体中に塗り付け、それを小便で洗い流されたのはもう朝の6時を回っていた
体を洗い、準備をしてそのまま新幹線に乗り、昼過ぎには街に戻っていたが、さすがに耕三は裕子を開放した
裕子は、いつもそうするように服を着替えて、わざとダイニングのテーブルの椅子やベットの布団を少し乱してからソファーに横になった
目を覚ますと、もう時計の針は18時を回っていた
裕子はまだ睡眠の足りない体をノロノロと起こす
ふと脳裏を不安がよぎる
それは小さな針のような違和感だった
何かを忘れている
しなければいけない何かを
裕子は、まだハッキリとしない頭で考える
これは何だろう
全てしたはずなのに
支配され、抑圧され、理不尽にまみれ理性が溶かされた後の・・・いつもなら幸福に包まれる感覚さえ感じているはずなのに
何かを忘れている
しなければいけない何かを
そうしなければ耐えられないほど大切な・・・一番の事
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