あと10分じゃ終わりそうもないな・・・
裕子が足を開き、耕三の小便を飲んでいる頃、晴樹は11時終了と予定されているはずの会議に向かって、心の中で悪態をついた
だらだらと続く分かりきった数字の説明
要点のわからない問題と、まるで根性論のような意味不明な叱咤
まったく・・・そんなのは社内で勝手に済ませておけよ
とは言うものの晴樹の心も会議にはない
昨夜の参加申し込みについての返答がどうなるか・・・そればかりに気がいってしまう
つか・・・あのハゲ専務のグループ、邪魔だな
根性、根性、何とかしろ
それしか言えないのかセクハラデブが
晴樹の視線の先には、イボガエルのような顔をしたバーコード頭の脂ぎったデブがのふんぞり返っていた
その横には、いかにも性格の悪そうなカマキリ顔のガリガリ男が愛想笑いをしながら座っている
女関係にあまり良くない・・・とゆうか、悪い噂だらけの男だ
やれノイローゼになるまでセクハラして退職させただとか、妊娠させて金を払っただとか・・・一時期など強姦~脅迫で警察介入か?などとゆう、まるでエロ小説に出てくるような噂まであった
それにしてもまったく・・・どうしてこうイチイチ突っかかってくるのか
デブカエルの悪意にも鈍感な晴樹は気付く事なく、だらしない会議はダラダラと続いていく
晴樹が壁の時計を見ると、秒針がちょうど11時に到着した
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