「でもよぉ、このお姉さんいくら綺麗でも誰とでもするヤリマンらしいじゃん。
悪い病気でも持ってんじゃね?」
「いい思い出来てもこんな身元も知れない女から病気移されるのはごめんだよな。」
やっとセックス出来ると喜ぶ奈緒に聞き覚えのある声が水を差す。
石田と中谷だった。
奈緒がアダルトコーナーに入るのに遅れて、小型ビデオで奈緒の痴態を撮影する
ためにこっそり紛れ込んでいたのだ。
意地の悪そうな笑みを浮かべた2人は、奈緒との関係を黙っていろと言うように
人差指を口の前に立てる。
「そ、それもそうだな…こんな得体の知れない変態女と心中したくねぇよ。」
男たちも2人の会話を聞いて、躊躇し始める。
「うぅっ…大丈夫です… 大丈夫です…病気なんて持ってません。
決して怪しい者ではありません…」
思わぬ邪魔に奈緒は必死に弁解する。
「それじゃぁお姉さんがどこの誰なのかちゃんと言ってもらいたいね。
身元がはっきりすれば安心してオマンコしてやれるよ。」
「そうだな…住所、氏名、それに勤務先くらいは教えてくれよ。」
何ということだろう…欲求不満の痴女として振舞わせた挙句、今度は個人情報を
暴露しろと言うのだ。
しかし、奈緒にはそれに抗う力は微塵も残っていなかった。
掻痒感を伴う性器の疼きはもう抑えられない。
今すぐにオマンコをオチンポ様で埋めなければ発狂してしまう。
「こ…小谷奈緒と申します…」
マングリ返しの全裸美女の自己紹介が始まる。
「年は?」
「23歳でございます…うう…」
客の男たちも興味津々の顔で奈緒の答えを聞き取っている。
携帯のムービーで録画している者もいた。
「住所は?」
奈緒は住所とともにマンション名や部屋番号まで正直に答えてしまう。
事の重大さを考える理性もなく、一刻も早くこの質問を終わらせてセックス
することしか頭になかった。
「すぐ近くじゃねぇか…男漁りも地元が一番ってか。」
「そんなに近いならいつでもマンコしてやれるな。」
男たちは大喜びである。
「お姉さん…最後に職業を教えてよ。」
「あぁ…きょ、教師をしています…」
こんなド変態の淫乱女が教師の訳ないだろうと言わんばかりに男たちは笑う。
しかし石田の次の質問の答えに男たちは色めき立った。
「どこの学校に勤めてるんだい? 担当教科や担任のクラスも教えてよ。」
奈緒は一瞬の間を置き、石田に縋るような目を向けながら、言葉を発してしまう。
「光教学院高校の数学教師…あぁ、2年B組を担任しています…」
この地方でも指折りの名門校は男たちも充分知っている。
本当にその名門校で教鞭を執っているとしたら、彼らには口を聞くのも憚れる
一級品の女だ。
その真偽は確かめようがないが、嘘にしては具体的過ぎる。
よく見れば淫乱そのもののアヘ顔の中に拭い切れない知性が宿っている。
彼らの戸惑いを確信に変えたのは客の1人のフリーターめいた若者の言葉だった。
「間違いないよ…思い出した。小谷奈緒…そんな名前だった。
俺の友達が光教に通っててさ、メチャ美人の数学教師がいるってんで、去年の
文化祭を見に行ったんだ。
こんな変態の丸裸だから分からなかったけど、よく見ればあの時の女教師だよ。」
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