未成年相手の買春で坂本に恐喝されたり、2Bの授業で深沢恵理子にセクハラを騒ぎ立てられるなど、
不運続きだった武山にもようやくツキが巡って来たようで、最近の武山はご機嫌だった。
授業中など不意に思い出し笑いを浮かべ、生徒たちに気味悪がられている。
不運の元凶だった坂本にこれまた不運の元凶の深沢恵理子を宛がわれたことで、武山的には充分元が取れた。
何しろ恵理子は学園一の美少女で、武山のこれまでの教師生活の中で極上の女生徒である。
武山のセクハラを糾弾した時の凛として誇り高い恵理子の勇姿は見る影もなく、卑屈に愛想笑いを浮かべ
武山のご機嫌を伺う。
(げへへ…余程電気責めが堪えたんだろうな。)
もちろん坂本の影響もあるのだろうが、自 分が考案した電気ショック器の効果は抜群である。
武山が発する理不尽な命令に難色を示しても、武山が電気責めを仄めかすだけで恵理子は目に見えて動揺し、
従順になるのだ。
今も職員室に来る前に生物準備室で心行くまで恵理子の肉体を堪能して来たばかりである。
(ぐひひ…生徒が教師に逆らうなどあり得ないんだよ…ちょっと尻に触っただけで大騒ぎして、俺様に恥を
掻かせたことをもっと後悔させてやるぜ。)
武山の心に鬱積した最後のわだかまりは2Bの担任・小谷奈緒だった。
そもそも奈緒のような経験の浅い教師は武山の絶好の標的のはずだった。
これまでもそうであったように彼女が新卒採用されたばかりの頃、指導にかこつけてさり気なく
彼女へのボディタッチ を試みる。
偶然を装い肩に手を掛けたり腰に触れる程度の、武山としてはまだセクハラにも至らない所為だったが、
彼女はそれを敢然と撥ね付けた。
「武山先生、私そういうの好きではありません。
これ以上続くと私は武山先生を軽蔑しなければなりません。」
清楚で慎み深い新人教師からそんな反撃を食らうとは夢にも思わなかっただけに、キッと睨み付けられ、
思わずたじろいだ武山のプライドは大いに傷つけられた。
さらに坂本の恐喝事件での職員会議でのこと。
結果として今は坂本様様だが、その席では武山は坂本の退学処分を強硬に主張した。
すでに彼に弱みを握られていた武山は、彼を退学に追い込めば恐喝から解放されるという魂胆だった。
趨勢は退学に傾いたが、それに猛然と反論したのが奈緒である。
「私は坂本君を信じます。本当に悪い子はいない。私が彼を立ち直らせてみせます。」
若い美人教師が涙ながらに訴えれば他の教師も絆される。
「武山先生こそ生徒を信じられないんですか!何のために教師をしているんですか!」
思い出すたびに腹が立つ。
奈緒の熱弁の結果、武山の目論見は見事に外れ、坂本は停学止まり。
その上、自分の教師の資質まで批判され、武山の面子は丸潰 れだった。
職員会議が終わった時の奈緒の嬉しそうな顔が自分を見下しているようだった。
新卒2年目の牝の分際で俺に楯つきやがって。
マドンナとか言われて調子に乗ってるんじゃないか。
「いいんですか…そんな理想ばかり言ってるといつかあいつに煮え湯を飲まされますよ。」
武山は負け犬の遠吠えのようにそんな皮肉を返すのが精一杯だった。
「お、お茶をどうぞ…」
その小谷奈緒が職員室の武山の前に淹れたてのお茶を置いた。
これまでお茶汲みもしなかった奈緒が進んで同僚にお茶を淹れるようになったのは職員室では一つの事件である。
しかもどの教師に対しても同じように机にお茶を置いてもすぐに立ち去ることは無く、自分の服装を主張するか
のようにはにかんだ表情でしばらくそこに佇むのである。
かつて女性教師の模範のようなお堅いスーツ姿が常だった奈緒の大胆なイメージチェンジはもうすっかり
お馴染みである。
薄手のTシャツは胸元が大きく開き、豊かな胸の谷間を晒している。
隠れている隆起さえ生地がピタリと張り付き形の良さがはっきり判別出来る上、双方の頂上にはくっきりと
突起が浮かんでノ ーブラなのは疑う余地も無い。
股下ギリギリの超ミニスカートから伸びた太ももは生足で付け根付近まで剥き出しである。
瑞々しさとむせ返るような艶かしさが相半ばしている。
そんな開放的な着衣を隠そうともせず、奈緒はたっぷりと自分の姿を不躾な視線に晒すとペコリとお辞儀をして、
次の教師にお茶を運ぶ。
武山は自分の席から立ち去る奈緒の後姿を未練がましく目で追った。
超ミニからは尻たぶまではみ出させ、上向きの引き締まったお尻が左右に振れている。
つい今しがた恵理子に劣情を吐き出したばかりの肉棒なのに、武山のズボンの中で凶暴に膨れ上がっていた。
「よぉ武山先生、何ウチの担任に見とれてるんだよ。」
いつの間にやって来たのか武山の隣に坂本が立 っていた。
「恵理子だけじゃ物足りなくて小谷先生にもご執心かい?」
武山の心を見透かしたように坂本が笑みを浮かべている。
「おう、マズいだろうが…職員室には来るなって言ってあるだろう。」
坂本に恐喝されているのを他の教師に見られると具合が悪い武山は突然の坂本の登場に狼狽する。
「心配するなって。俺は他の教師には小谷先生のお陰で立派に更生したことになっているんだよ。
実際、停学明けは無遅刻無欠席だしな。勉強熱心な俺が武山先生に授業の質問に来たとしても
少しもおかしくねぇだろう。」
坂本が不敵に笑う。
「ケッ、同級生を奴隷にしてる鬼畜生徒がよく言うぜ。
まぁそのお陰で俺もいい思いさせてもらってるんだがな。」
武山は再び恵理子の媚肉を 思い出し、卑猥な笑みを浮かべる。
「ククク…生徒に電気責めしてるあんたの方がよっぽど鬼畜じゃねぇの。」
苦笑いする武山に、坂本はチラッと奈緒の方を一瞥しその耳元で囁いた。
「あっちにも気があるんなら、小谷先生も貸し出してやろうか?」
武山は自分の耳を疑った。
事も無げに言った坂本の言葉を頭の中で反芻し、それでもまだ信じられない。
「ククク…恵理子と同じように、小谷先生も武山先生に好き放題させてやるって言ってんだよ。」
武山は決して自分の聞き間違いでないことを理解すると、慌しく思考回路が回転する。
こいつ…小谷先生まで奴隷にしていたのか!
武山は自分の迂闊さを呪った。
考えてみれば奈緒は坂本と恵理子の担任だ。
機会も充分あっ ただろう。
奈緒の変貌も坂本の復学と時を同じくしている。
それにしても俺でも手こずるあのクソ生意気な女を生徒の坂本がモノにしたのか?
いや、待て待て…こいつ小谷先生のお陰で退学にならずに済んだんだろうに、その恩人を奴隷にするとは
恐ろしい奴…)
武山は坂本の鬼畜ぶりに舌を巻いた。
当の奈緒は隣の島でA組の担任の室井先生に媚態を晒している。
このお茶汲みもお前がやらせているのか?…
武山が坂本の顔を覗き見る。
「先生方にはいつも世話になってるから、目の保養をしてもらおうと思ってね。」
そう言った坂本は奈緒に合図を送るように短く口笛を吹いた。
坂本の存在に気がついた奈緒は数回哀願のこもった目を向け、すぐに諦めたように溜息をつき 、
茶盆に乗せた台拭きを床に落とした。
奈緒にそれを拾わせるのだ。
しゃがまずに膝を伸ばしたまま上体だけを屈めると、お尻を突き出したポーズになる。
超ミニスカートは一層たくし上がり、スカートの中身は丸出しのはずである。
すぐ目の前にいる堅物の室井先生は気の毒なほど狼狽している。
「ククク…小谷先生は何でもいいなりなんだよ。室井先生も小谷先生の生マンコ見て鼻血ブーなんて
ことにならなきゃいいけどな。」
楽しげに笑った坂本が再び武山に顔を向ける。
「次の時間、ウチのクラスは小谷先生の数学なんだよ。
面白いもの見せてやるからあんたもこっそり見に来いよ。」
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