その33
急いで熱いシャワーを浴びて、着替える。
一番お気に入りの下着を付けて姿見の前に立ってみる。
うん。悪くない。我ながら自分のスタイルには自身があった。
シャワー後の熱気を纏ったカラダに丹念にボディークリームを塗り込んでやる。
自分の持っているスカートの中で一番短い物を選んで履いてみる。麻美ほどではないが、脚のキレイさにも少し自信があった。これだけ短いスカートを履けば、麻美にも負けないはずだ。
5cmのヒールを履き家を出る。
やっと、私をからかった憎いあの人に会える。
奥さんがいるくせに麻美と寝た、最低なあの人に会える。
早く、早く会いたい。
私は弾むような足取りで駅へ急いだ。
※元投稿はこちら >>