その29
私は恵美の部屋のバスルームに潜みながら恵美の帰りを待った。
暗いバスルームに座り、目を閉じた。この前の上野での麻美とのプレイを思い出していた。
股を開いた麻美が汚いおっさんに目で犯されている姿は実に興奮した。
嫉妬心こそが私を何よりも興奮させる。
これから恵美が俺の前で野川に犯される。
俺はアリーナ席でそれを眺める。どれほどの興奮を得られるのか、想像をはるかに超えていた。
もうすぐだ。もうすぐあのキレイな顔が歪み、泣き叫ぶ姿が見られる。
もうすぐあのキレイな髪の毛がぐちゃぐちゃに乱れる。あの美しい肌が赤く腫れ上がるさまが見られる。
野川に恫喝されて言われるがままに凌辱の限りを尽くす姿が見られる。
あの美しい顔が、身体が、野川のような男に弄ばれるのだ。私の怒りと嫉妬はいかほどのものだろうか。
その怒りと嫉妬の塊りを恵美にぶちまけた時どれほどの快感が私の身体を突き抜けるのだろうか。
もうすぐだ。もうすぐショウの始まりだ。
「安藤。」
「なんだ?もうすぐ、恵美が帰ってくるぞ。スタンバイしておけ。それに俺を名前で呼ぶなと言っただろ。ばかが。」
「ああ。すまない。ちょっとこれを見てくれ。恵美を縛り上げるのに使えそうなヒモや、目隠しに使えそうなタオルを揃えるためにタンスやら漁ってたんだが。」
野川の手にしてる箱の中身を見て私は驚いた。そこにはローターやらバイブやらローションが折り重なるように詰め込まれていた。
野川は満足そうに下卑た笑みを浮かべていた。
「野川。それを使ってせいぜい恵美を満足させてやれ。いいか野川。暴力は使うなよ。恵美の身体に傷をつけるのは絶対NGだ。」
「分かった。」
「もう帰ってくるぞ。スタンバイしろ。万が一しくじったら、お前はお終いだ。いいな。」
「はい。」
外廊下をコツコツと足音が近づいてくる音が聞こえた。鍵穴に鍵が差し込まれる。いよいよだ。
恵美が室内に入り、鍵をかける音。バックを置き、キッチンで手を洗おうと蛇口をひねり、水が流れる音。
その時だった。恵美のきゃっ。という小さな声が聞こえた。野川は後ろから恵美に近づき、包丁を恵美の顔に押し付けている。
「の、野川さん。。。」
「恵美。なんで、電話に出ない?」
「ご。ごめんなさい。。」
「ごめんで許されると思うか?想像してみろ。今から自分がどうされるのか。いや。どうすべきなのか考えろ。20秒だけ時間をやる。20秒後には行動に移せ。20秒後そのまま突っ立っていやがったら、俺は何をするか分からないぞ。
1.2.3.4」
「お、お願いです。な、何でもしますから、包丁は置いて下さい。。。」
「いいだろう。だが、包丁を置くのはまだだ。まずは服を脱げ。それからそこのタオルで目を覆え。」
恵美は野川に言われるがままに全裸になると、自分で目隠しをした。
「よし。見えてないだろうな。」
「はい。」
恵美は震えていた。野川は包丁を置くと恵美を後ろ手に縛り、ベッドに突き飛ばした。
野川から合図を受け私はバスルームから出て、気配を殺しながらベッドの横にあるソファーに腰を下ろした。
「恵美。ケツを突き出せ。」
「はい。」
恵美は野川に言われるがままにベッドの上で後ろ手に縛られたまま尻を突き出した。
恵美の尻はソファーに座る私の息がかかりそうなほどに近くにあった。
恵美の身体の曲線の美しさに私は呆気にとられた。恵美はアソコまで美しかった。
野川がストーカーになってしまうのも頷けた。こんな身体を一度味わって、もう一度と願わない男がいるはずがない。
私の眼前で野川が恵美の中を指でかき混ぜ始めた。恵美は泣いていた。
野川。恵美が感じるまで続けろ。イかせてやれ。私は目で野川にそう合図を送った。
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