深沢家を訪れた近藤夫人を迎えたのはまぎれも無くこの家の主婦・亜樹だった。
一流商社の重役秘書をしていたと言うだけあって洗練した知的な美貌はそのままである。
しかし、服を着ていない。一糸纏わぬ全裸だ。
俯いた顔を真っ赤に染めていることから、恥ずかしがっているのは間違いない。
訝しげに亜樹の裸身に視線を向けると、ビクンと肩を震わせ、身の置き所が無いかのように佇んでいる。
(何よ…この女…とうとう頭おかしくなっちゃったの?)
日頃の控え目で慎ましいファッションでもその豊かな胸の膨らみは充分察していたが、
生で晒された乳房は圧倒的な量感を持って迫って来る。
(ムカつく巨乳だわ…あら、この女…乳首が立ってるじゃない…)
思いもせず全裸で現れた亜樹に驚かされた近藤夫人だったが、すでに相手の弱みにつけ込もうと
意地の悪い態度に戻っている。
「あらぁ…深沢さんの奥様、いくら暑いからと言って素っ裸でお迎えとは大胆な人ねぇ…」
「あっ、あぁ…すみません…」
近藤夫人のイヤミな言葉に亜樹は消え入りそうな声で答える。
「おほほ、ご自宅なんですからどんな格好なさってもご自由ですわ。」
羞恥に身悶えながら亜樹がその裸身を隠そうともしないのを、近藤夫人は敏感に察知する。
「クスクス…それにしても奥様はよっぽど身体に自信がお有りのようね。
こんなに素敵なプロポーションなら自慢したいのも無理はないわ。」
「じ、自慢だなんて…うぅ…」
量感ある胸と張り出した腰から膝まで伸びた太ももはむっちりと色香を醸し出している。
グラマーな割りにスリムな印象なのは、彼女が長身でウェストが見事に括れているからだ。
「あらあら、アソコの毛まで無いわ…生まれつきなのかしらね?」
悪意に満ちた近藤夫人の舐めるような視線が亜樹の身体の隅々まで吟味する。
「あら、お客様だったのね? 私お邪魔だったかしらね。」
足元に埃っぽい男物の靴が脱ぎ捨てられているのに気が付くと、近藤夫人は意味深な笑いを浮かべ、
探るように亜樹の顔を覗き込んだ。
「あっ…い、いえ…それは…」
狼狽する亜樹に近藤夫人はさらに手応えを感じる。
「よっぽど親しいお客様なのね…フフ、裸のお付き合いってことかしら。
そうよね…奥様もご主人が海外に行かれて淋しいですものね。」
近藤夫人は皮肉めいた笑いで亜樹を追い詰めて行く。
「クスクス…奥様の乳首立ってるわよ…
あんまり気持ち良いことし過ぎて、服を着るの忘れちゃったのかしら。」
「おや、お客さんですかな?
玄関で立ち話も何だから、上がってもらったらいかがかな?」
それまで廊下から亜樹と訪問客のやり取りを見守っていた谷井が姿を現した。
服を着て、悠然とした態度で谷井は近藤夫人を笑顔で迎える。
応接室のソファに谷井と全裸の亜樹が並んで座る。
亜樹の向かいには好奇心を剥き出しにした近藤夫人である。
「いやぁ…驚かれたでしょ? 深沢さんの奥さんがこんな格好で出て来て…」
人懐こい笑顔の谷井に近藤夫人も意地の悪い笑顔を浮かべる。
「実を言うと、この奥さんは病気でしてね…現在その治療を行っているところなんですよ。」
「と言うことはあなたはお医者さんなんですの?」
「申し遅れました…主治医の谷井と言います。あいにく名刺を切らせておりまして…」
嘘くさい…そう思った近藤夫人だったが、話を合わせた方が面白くなりそうだ。
亜樹の不安げな面持ちが何よりそれを物語っていたし、このおじさんとは気が合いそうだ。
「どんな病気ですの?」と近藤夫人は水を向ける。
「現代の奇病とでも言いましょうかね…生殖器の神経が異常に増えて過敏になっているんですな。
まぁそれは初期症状なんですが、奥さんの場合、性感神経が全身に増殖して物理的な刺激以外にも
視線にでも反応するんです。」
「とおっしゃいますと…?」
「一般的には淫乱症とか露出症と言われますが、それが複合しています。
そうなると絶えず生殖器を刺激してそこを湿らせておかなければならないし、定期的に視線に晒さないと、
禁断症状が起きて、生命の危機にも晒されてしまいます。」
したり顔で説明する谷井に抗議しようと、亜樹は思わず声を上げた。
「ひ、ひどい…違います…ひっ…」
谷井は亜樹の言葉を遮るように乳房に手を伸ばし乳首を摘まんで捻り上げる。
「あぁん…あぁぁ…」
亜樹の感じやすい身体は敏感に反応し、どうしようもなく悩ましい喘ぎを洩らしてしまう。
「禁断症状が起き始めたみたいですな…
近藤さん…見苦しいところをお見せするが、緊急事態なのでお許しくだされ。」
谷井は近藤夫人に目配せすると、亜樹の乳房を強く揉み始める。
「おい、露出狂の淫乱女!お前のスケベなマンコを広げて良く見せてみろ!」
谷井は下品に乱暴な言葉遣いである。
「驚かないでくださいね…この病気も重症になると被虐中枢まで浸食して、イジメられないと満足出来ない
体質になってしまうんですよ。
マゾ女とかドMと言った方が分かりやすいかも知れませんが、卑猥な言葉や行為をしてやらないと
禁断症状に…
こら、グズグズするな…股を広げてお前の腐れマンコを見せてみろ!…という感じでね。」
谷井が近藤夫人に説明しながら、亜樹に卑猥な命令を下す。
「はぁぁ…はい…こうですか…?」
亜樹は谷井の隣でソファの縁に踵を上げ、左右に脚を開いて行く。
「近藤夫人にこんな見苦しいマンコを見せるんだから、お詫びとお礼を言わなきゃな。」
全裸でM字開脚の亜樹の姿に近藤夫人は胸のすく思いだった。
どういう経緯かは分からないが、あの小憎らしい亜樹はこの冴えない谷井と言う男の言いなりである。
もちろん医者と言うのも真っ赤な嘘だろうが、その嗜好は自分と通じている。
(サディストとサディストは互いに引き寄せ合うのかしら。)
完全に亜樹の弱みを握った。気取ったこの女ももう自分に生意気な態度を取ることもないだろう。
にんまりと笑みを洩らした近藤夫人の前で亜樹は自分の指先で左右の陰唇を摘まんで広げている。
「あぁ…近藤さんの奥様…亜樹のこんなにおぞましいものをお見せして…申し訳ございません…
でも…亜樹は病気なんです…露出狂の変態マゾです…
あぁ…こうですか…こうですか…亜樹のドスケベオマンコを中までご覧になってください…」
めくり上げた陰唇の内側は見事な鮭紅色である。
生き物のようにヌメヌメと愛液が溢れ返っている。
「奥様がこんな奇病に悩んでいたなんて少しも気が付きませんでしたわ。
ウフフ…私たちご近所の仲間じゃないの…これからは奥さんの病気が少しでも良くなるように
協力は惜しみませんわ…」
近藤夫人は立ち上がり亜樹の傍らに近付いて間近から亜樹の股間を覗き込む。
「それで…谷井先生…ド淫乱の亜樹さんの治療法は無いのかしら?」
すでに谷井と近藤夫人はかねてよりの同志のように気心が知れているようだ。
「今のところ効果的な治療は発見されてないですな…
ただ生殖器官を乾かすと禁断症状を起こして、生命の危機にも関わることなので、常に性行為を重ねたり、
なるべく多くの視線に晒すことで症状の悪化を食い止めるくらいしか我々に出来ることはありません。」
もっともらしく講釈する谷井は一息つくと近藤夫人にウィンクしてさらに続ける。
「ただ病気のことも他に広まるとレイプなどの事件に結びつく恐れがあるので、出来れば親しい友達だけの
協力をいただいて治療に当りたいところですな…例えば奥さんのようなご近所さんとかね…」
「そうね…性行為も必要なら女の私だけでは無理のようだわ…
うん、分かった…町内のご主人方や商店街にも声を掛けてあげるわね…
心配いらないわ、亜樹さんこの町にはファンも多いから、協力してくれる男性も沢山いるわよ。」
近藤夫人は携帯のカメラを向けて亜樹の姿を取り始める。
「ただね…奥さんは良家の慎ましい奥様ってイメージが定着しちゃってるから、病気のことを説明しても
なかなか信じてもらえないと思うのよ…
だからあらかじめ証拠写真をばら撒いて…いえ、配っておかないとねぇ…」
「おぉ…それは良い考えだ。さすがは近藤さん…」
谷井も笑いながらそれを許容する。
「はい笑って…」
「Vサインでも出してみて…」
近藤夫人の指示に逐一従ってポーズを取る亜樹は谷井や不良少年だけでなく、この意地悪な住人にまで
奴隷にされるのを感じた。
不安に押し潰されそうになりながら、携帯のシャッター音にまでマゾの身体は反応してしまうのだ。
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