ビデオレターの撮影も終わりに差し掛かっていた。
胡坐をかいて上体を仰け反らせた谷井は両手を後ろについて身体を支えている。
亜樹はその谷井の股間にお尻を沈め、深々と肉棒に貫かれていた。
「あふ、あふぅ…忠義さん…見て、見てぇ…貴方の妻は奴隷になりましたぁ…」
ビデオカメラに向かって夫に語りかける亜樹はすでに口元に締まりはなく、
瞳も焦点が定まっていない。
膝を左右に開き、谷井との結合部を進んでカメラに映し出す。
腰を上下に動かすと、谷井の肉棒が亜樹の膣を出入りのが液晶モニターで確認出来る。
「忠義さんのへなちょこチンポよりよっぽど気持ちいい…」
豊かな乳房がプルンプルンと踊り、亜樹は堪らずその乳房まで自ら揉み始める。
来客を告げるチャイムが鳴ったのはその時だった。
「おっと、この家は寝室にもインターフォンがあるのかよ。」
元より応答するつもりは無いが、壁掛け式のモニターをベッドの上から見やった谷井は
そこに映る中年女性に興味を持った。
(あれは…確かゴミ置き場で掃除してたおばさんだったかな…)
せっかちなのか二度三度とチャイムが鳴らされる。
初め、快感に溺れていた亜樹も執拗に鳴らされるチャイムに、谷井の股間に乗ったまま
モニターに目を向けた。
「あっ…近藤さん…」
明らかに動揺の色がその上気した表情に浮かぶ。
「嫌っ…この人意地悪なんです…」
亜樹の狼狽振りはむしろ谷井の興味を掻き立たせる。
今の段階で他人を引き入れるのは危険と思いながら、谷井は先ほどゴミ集積場で見掛け、
そして今モニターに映る近藤夫人の痩せぎすで骨ばった風貌に自分と同種の嗜虐性を
敏感に感じ取っていた。
「フフ…出てみるか?
このおばさんには道を教えてもらった礼も言いいたいしな。」
そう言って谷井は亜樹の秘奥から肉棒を抜き取り、インターフォンに亜樹を押しやった。
***
近藤夫人は深沢邸の門の前に立ち、何度もチャイムを鳴らして苛立っていた。
(何で出ないのよ…いるのは分かってるのよ…居留守を使うつもり?)
近藤夫人はゴミの件で感情的になっていた。
(ゴミの出し方についてあのカマトト女に一言言ってやらなきゃ気が済まないわ!)
加えて先ほどこの家に入って行った初老の男の正体も気になる。
(いい加減に出て来なさいよ。)ともう一度チャイムを鳴らした時、インターフォンの
スピーカーから亜樹の声が流れて来た。
「こ、近藤さんの奥様…お待たせしてごめんなさい…い、今玄関へ行きますわ…」
そう応答があって玄関先まで歩を進めた近藤婦人だったが、玄関の扉が開くまでさらに
数分の時が掛かり、近藤夫人は一層不愉快だった。
ようやく玄関ドアが開いた。
近藤家の安普請のドアと違って音も立たないことも近藤夫人を苛立たせる。
ドアの隙間から忌々しい亜樹が顔だけを覗かせた。
「ほ、本当にお待たせしてすみません…」
弱々しげな声の亜樹に近藤夫人は居丈高に声を上げる。
「ちょっと!深沢さん、何よそれ…顔だけ出すのって私を押売りかなんかと思ってる訳?」
「うぅぅ…ご、ごめんなさい…」
さらにゆっくりとドアが開かれると、亜樹の全身が夫人の眼前に現れた。
「あ、あなた…それ…」
近藤夫人は息を呑み込んだ。
もじもじとそこに立っている亜樹は全裸だったのだ。
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