明日からまた学校が始まる。
先週までであれば、週の授業カリキュラムを再確認したり、生活指導に見落としが無いかなど、
週の始まりに向けて気持ちを引き締める時間だった。
なのに今、奈緒は全裸でしゃがみ込んでいる。
まるで和式トイレに跨った格好だったが、奈緒のお尻の下に便器は無い。
フローリングの床である。
そして奈緒が額に汗を滲ませ、膝に手を掛けて苦悶の表情をしているのは先程石田にイチジク
浣腸をされているからだった。
すでに便意は極まり、捩れるような腹痛が彼女を襲い、ゴロゴロと雷鳴が轟いている。
「うぅ…トイレに…行かせてください…」
奈緒がくぐもった声で訴える相手は坂本であり、石田であり、小峰である。
しかし坂本は缶ビールを片手にロッキングチェアでテレビのバラエティ番組を観ている。
小峰は何やらパソコンの作業に集中し、奈緒に浣腸した張本人の石田さえも寝転がって
携帯ゲームに熱中し、奈緒には全く興味が無さげである。
奈緒のマンションを乗っ取った少年たちはセックスし疲れたとばかりに、そこを我が家のように
思い思いに寛いでいるのだ。
「先生、どしたの? 別に縛ってる訳じゃないんだから自分でトイレ行けばいいじゃん。」
石田はゲーム画面から目も離さず奈緒に声をかけた。
「う…うぅ…い、いいんですか…?」
奈緒は喜びの表情で石田に聞き返す。
「ヘヘ、駄目に決まってんじゃん。」
奈緒はすっかり奴隷根性が身に染み込んでいた。
身体は自由でもご主人様のお許しが無ければ自分の部屋のトイレすら使ってはいけないのだ。
「あぁ…もう我慢出来ないんですぅ…」
海老のように身体を折り曲げながら奈緒は必死に哀願する。
「俺たちの部屋で垂れ流したら素っ裸で放り出しちゃうよ。」
奈緒のマンションなのに、少年は我が物顔である。
「ちぇっ、先生がうるさいからGAME OVERになっちまったぜ。」
奈緒に気を取られてゲーム操作を誤ったのか、石田が忌々しそうに奈緒のお尻を叩いた。
「あぅ、あぁ…ごめんなさい…」
石田には奈緒よりもゲームの方が大事なのだ。
屈辱的な扱いに肩を震わせ、それでも強烈な便意に顔面を蒼白にして奈緒は必死に謝った。
「先生、何か面白いことでも言えよ。お笑いギャグの一つや二つ言えるだろ?」
石田が叩いたお尻を撫で回しながら言った。
「えっ…うぅ…そんなの分りません…」
「だったらしょうがないな、笑えたらトイレ使わせてやろうと思ったのに。」
「う…あぁ…待って…」
奈緒は必死にテレビで見たことのあるお笑い芸人を思い出す。
「フ、フライングゲットぉ~」
「はあ?…全然面白くねぇし。」
「ア、アィ~ン…」
「先生、マジ阿呆か?」
呆れ顔の石田に奈緒は恥も外聞も無く思いついた一発芸を続ける。
「ドドスコスコスコ、ドドスコスコスコ、ドドスコスコスコ…ラブ注入…」
「オッパッピー…」
コミカルで卑猥な光景だった。
美人教師が全裸で股を開いてしゃがみ、教え子のご機嫌を取ろうと切羽詰った表情で
お笑い芸を披露しているのだ。
「うぅ…もうだめ…!」
奈緒の便意は限界に達しようとしていた。
床に突っ伏し、身体を丸めて全身を震わせる。
「オイオイ、こんなとこでされたら臭くてたまんねぇよ。外でやれ。」
石田はバルコニーのサッシを開き、奈緒を引きずり出した。
「あぁ、出る…!」
バルコニーの床に転がった弾みに奈緒の括約筋が一瞬緩んだ。
「ブリブリブリ…」
思いもしない大きな音だった。
「はぁあああ…」
排泄はもう止められない。
「見ないのは結構だけど、こんなでかい音させてたら隣りに丸聞こえだなぁ。
バルコニーでウンコ漏らしてる小谷奈緒せんせぇよお!」
石田の声もまた、上下左右の部屋に届かんばかりの大きな声だった。
奈緒は瞬く星を見上げながら、切迫した便意から解放される快感に酔い痴れていた。
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