亜樹は後手に手錠を掛けられたまま、坂本の足元に跪いている。
おしゃぶりをさせているのだが、いささか奇異な光景だった。
その理由は坂本の股間である。
巨大に屹立した肉棒はカスタードクリームとゼラチンとフルーツに塗れていた。
その根元を円形のパイ生地が取り巻き、ぶら下がっている。
亜樹が奈緒へのお土産に持って来たフルーツタルトだった。
坂本が円形のタルトの真ん中を剛直な肉棒で貫いたのだ。
亜樹は必死にクリームを舐め、フルーツやパイ生地を貪っている。
手も使えず、亜樹の顔もクリームやゼラチン塗れである。
甘い味覚に混じって、肉棒の舌触りが否応なく亜樹を惨めにして行く。
「どうだ、美味いか? 亜樹…」
坂本がタルトのことを言ったのか、それとも別の意味があるのか…
どちらにしても「美味しいです…」と答えるしかない。
「極太ソーセージ添えフルーツタルトが美味いってよ。」
石田が笑いものにする。
思えばここにいる不良たちは自分の半分ほどの年齢である。
一流企業の秘書課でのキャリアを持ち、後妻とは言え財界で少しは名の知れた人物の
妻である自分が、そんな不良に呼び捨てにされ、好き放題玩具にされている。
言い知れぬ屈辱に身を震わせながら、最早亜樹にはこの奴隷としての立場から
脱する方策は思いつかなかった。
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