物語3:
「恥ずかしいか?佳奈・・・。しかし、恥ずかしいからこそ、乳首をお勃たてているんだろう?!」
『そんな・・・乳首が、服の裏地に擦れて・・・・』
「言い訳をするな。お前は、淫乱なマゾ女だから、縄で縛られて発情しているんだ。さあ、言え!」
佳奈は、自分でストーリーを考えたのだが、実際に、こうした言葉を口に出して言ったことなどなかった。だが、命令である以上、逆らえない。
『私は、縛られて・・・発情してしまいました。本当に・・・どうしようもない・・マゾ女・・です。』
「ふふふ・・・じゃあ、股縄も、ぐっしょりとまん汁で濡れているだろう!」
『は・・・はい。でも・・・・・・』
男が次に何を言うか分かっているだけに、躊躇ってしまう。
「俺が、どんな答えを待っているか・・・分かっているはずだ。それなのに、お前は逆らう気か?!」
『・・・ま・・股縄は、刺激が強過ぎます。クリも、おま・・おまんこも、お尻の穴まで、歩く度に擦れて・・・。いえ・・・、気持ちがいいです。でも・・・お尻の穴だけは・・・凄く・・変な感じです。』
事実、アナルを縄で擦られると、背筋を、アナルから上へと這い上がっていくような悪寒に襲われる。時には、鳥肌さえ立ってしまうほど、悍ましい!と感じた。
実際、生まれて初めてアナルに指を入れた時、細い指にもかかわらず、強姦されているような被虐感に襲われた。怖くてならないのに、恥ずかしい穴なのに、その肉穴を無理矢理犯されたい!!と思ってしまった。
マゾ女!・・・本当に、どうしようもないマゾ女!そう思ったのは、その時だった。
そして・・・この日、佳奈はそのアナルを責める気でいた。
「ふふふ・・・。股縄が気持ちいいんだな。それは、いい。」
男に命じられ、股縄を外すよう命じられる。しかし、それで終わりではなかった。縄の端を、近くの木の枝に括り付ける。
「跨げ。」
「・・・・・・・・・はい。」
佳奈は、一瞬、固く目を瞑ってから、意を決するように縄を跨ぐ。そして、何も考えないようにしてシャッターを切る。凄まじい閃光が佳奈を照らし、恥ずかしさで意識が飛んでしまいそうになる。
「股縄が気に入ったんだろう。だったら、その縄を股ぐらにVの字を描くように食い込ませながら、ケツを前後に振ってオナニーしてみろ!!」
『うううぅぅ・・・。・・お・・・お許し・・ください。』
男の命令に逆らう気はない。しかし、股縄をしていた時、僅かな動きだけで異常なまでの快感に襲われていたのだ。それなのに、激しく股間を擦られてしまったら、どうなってしまうのか・・・?自分でも想像出来なかった。そればかりか、アナルの違和感と言うか悍ましさが、これ以上、過激になったら・・・?!気が狂ってしまうかもしれない・・・。
佳奈にとって、男は絶対的な権力者だ。
では・・・なぜ、佳奈がこの男を作り出したのか・・・?!
それは、一人では勇気が出ないことを、男に服従させられ、無理矢理させられることを望んだからに他ならない。
佳奈は、スカートの後ろを捲り上げ、縄の邪魔にならないよう、裾をウェストに挟み込む。同様に前も固定すると、おずおずと股縄を通す。足を大きく開かなければならないが、そんな勇気はない。肩幅よりも少しだけ足を開き、ゆっくりと腰を下ろす。
『はぁっ!・・・はああぁぁぁぁーーー・・・』
軽く縄が股間を擦り、それだけで全身に悍ましい快感の電流が走る。
目の前にあるランタンの光は僅かなのに、スポットライトを浴びながら、大勢の観客の前で辱めを受けているような錯覚に陥る。佳奈は、「最初だけ・・・」と、言い訳をしながら、ライトを消した。
そして、真っ暗な中、ゆっくりと腰を前後に動かしていく。
『ああぁぁーーー・・。い・・いやらし・・過ぎます。はうぅぅぅ・・・。』
SM小説の中でも、何度も読んだ股縄責め・・・しかし、まさか、これほど恐ろしい責めだとは思わなかった。
股間に縄を通して、僅か二、三分だというのに、もはや膝がガクガクとするほど感じてしまう。
だが、快感そのもの・・・ではない。アナルを擦られる感覚は、知ってはいけない邪悪な快楽のように感じた。
膝を内側に折り曲げ、お漏らしを我慢しているようなポーズのまま、腰を動かす。
『お許しください・・・。もう・・・佳奈は・・・ああぁぁーーー!』
自分がどんな姿を晒しているかなんて、考える余裕なんてない。だが、佳奈はあえて握ったリモコンのスイッチを押す。
『見ないで・・・。ああぁぁっっ!・・ダメです・・はうううぅぅっ!』
佳奈は、何度もシャッターを押し、自虐のスパイラルを駆け上っていく。
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