緋月・処女喪失02
緋月は目を瞑り、縄で圧迫され、前に突き出すようにされた胸を揉む。
「御嬢様。こんな風に縛られたかったんですね。そして、男の手によって、身体を弄ばれて・・・・」
(何を馬鹿なことを・・・。あなたは・・執事で・・・)
だが、その言葉を無視して、いやらしくおっぱいを揉み続ける。一方で、凌辱者の手から逃れようと身を捻る。すると、縄が食い込み、より被虐感が増していく。
暫く、胸を揉み、じわじわと愛液が染み出てくるのが分かる。
緋月は、一度、ここで胸を揉むことを止め、ブラウスの前のボタンを外していく。ボタンをほとんど外しても、縄がしっかりとブラウスを抑えているので、胸は露わにはならない。それを、合わせ目部分の布を掴み、強引に左右に広げていく。
クーラーのひんやりした空気が胸に振れ、そこが男の目に晒されていることを感じると、身体は熱く火照っていく。さらに、強引にブラを引き下げると、乳首に空気が触れる。
(い・・いやっ!!み・・見ないでっっ!!)
男の手は、露わとなった胸を掴んだり、揉んだりすることなく、今度は五本の指を軽く曲げるようにして、胸の膨らみの上を這い回る。
「御嬢様はいけない遊びを覚えてしまったんですね。こうして縛られただけなのに、乳首が硬くなっている。」
男の手は、乳首に触れることなく胸を愛撫する。
「華奢な身体にしては豊満な胸・・・。処女の清楚がありながらも、男の欲望を掻き立てる淫らな身体をしてらっしゃる。そればかりか、許しを求めるような哀れな表情を浮かべながらも、乳首を淫らに勃起させ、男からのいやらしい責め苦を待ち望んでいるようだ。」
(早く・・・縄を、解きなさい。さもないと・・・)
「もう・・・戯言は、それくらいにしたらどうです?!御嬢様!」
男の口調が急変し、いきなり左の乳首を摘むと、グリグリと揉み潰す。
全身を貫く快感・・・・!その快感から逃れようと身を捻るが、決して責める手を緩めない。そればかり、もう一方の乳首も指で摘み、責め立てる。
反論などする余裕もなく身悶える緋月・・・。しかし、歯止めが効かなくなった欲望は、指の責めだけでは満たされなくなる。
ダブルローターを手にし、一つのローターのスイッチを入れる。そして、一方の乳首に軽く押当てる。
(はうぅっっ!!!)
満タンの電池で、レベルは半分ほどにしたはずなのに、痛いほどの刺激!しかし、それは痛みなのか、凄まじい快感なのか、自分でもよく分らない。そして、再び、ローターを乳首へ・・・。
(や・・やめてっ!!ああぁぁーー・・こんなの・・・)
緋月は足を開いた膝立ちのまま、背中を丸めるようにして、ローターの責めから逃れようとする。それを許すまいと、ローターは乳首を責め続ける。さらに、二つ目のローターもスイッチを入れ、両方の乳首に触れさせる。
痛いほどの強い刺激は、まさに性的な拷問だった。
これはオナニーであり、辛ければいつでも止めればいい。しかし、これこそ、SM小説を読みながら求めていた感覚であり、待ちに待った刺激だった。
延々と続く乳首責め。
止まることなく溢れ続ける愛液。
そして、新たな責めを自らに科す。
ローターを止め、乳首用のローターを手にしたのだ。洗濯鋏のような物にローターが繋がっているそれは、コード式のリモコンで四段階の振動を起こすと言う。しかし、過敏になった乳首は、挟まれた痛みに、そもそも堪えられるのか・・・?!そんな気持ちを振り払うように、執事が言う。
「御嬢様。あなたは自由を奪われた身。もはや、逃げることなど、できないんですよ!」
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