『谷井は舌打ちした。
あの日、9時になって恵理子が店を出ると、恵理子目当ての客たちも潮が引くように去って行った。
ただ一人サングラスを掛けた若い男を残して。
一見の客だった。
恵理子の真ん前に陣取り熱心にショーを鑑賞していた男はよほど恵理子が気に入ったのだろう。
お客さん、残念だけど今日は恵理子は戻って来ないよ。
そう声を掛けようと思った時、男は自ら谷井のいるレジに来た。
「おっさん、女子高生をこんな店で働かせて良いのかよ。」
谷井の顔に警戒の色が走る。
恵理子のクラスメイトと名乗る男…
風営法だの淫行条例だのサツにチクっても良いんだぜ。
坂本は恵理子の決定的な弱みを掴んで、その背後関係を探ろうと思った。
下手にヤクザが関わっていたら厄介だ。
谷井という恵理子を連れ回していた冴えない初老の男はこの店の経営者らしかった。
さり気なく警察に訴えると揺さぶりを掛けたら哀れなほど狼狽していた。
恵理子が好奇心からこの店に来た経緯や谷井に調教されていることを聞き出し坂本はほくそ笑んだ。
恵理子はこんなおっさんには勿体無いと思いながら、このアポロというアダルトショップも魅力的だった。
恵理子をあそこまで卑猥に調教した谷井の手腕に尊敬にも似た気持ちが沸き起こる。
学校では坂本が、放課後はアポロでそれぞれ共有奴隷として恵理子を所有することで話はついた。
谷井にとっては損な取引だったが、目の前の高校生は凶悪な感じがした。
丸々恵理子を手放すことになるのなら、坂本の提案を呑むのが得策だと思った。
それに坂本は恵理子以外の女友達を谷井に宛がってくれると言うのも魅力だった。
かくして谷井と坂本の間に紳士協定が結ばれました。』
みたいな流れを書こうと思いましたが、とても難しいです。
谷井さんと坂本君のやり取りなんてエッチじゃないですものね。
すみません。
手抜きですが大雑把に書かせてもらいました。
奈緒も教室で辱めたいし、アダルトショップで働きたい。
坂本君や佐伯さんを登場させたのもそのためです。
こういう設定にしないと奈緒の願望は実現しないと思ったから。
あまり欲張るとストーリーに無理がありますかねぇ?
つじつまが合わないところはお気になさらず、マゾ女の妄想をお楽しみください。
奈緒
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