「おっ…深沢恵理子だ…」
坂本勝也は車道の向こうに学校帰りの同級生を発見した。
胸にリボンをあしらった半袖ブラウスが爽やかに白く眩しい。
(衣替えだったっけな…そそられるぜ。)
坂本は何気なく時計を見た。
まだ授業が終わってそれほど時間が経っていない。
(こんなに早く学校から来たのか?)
坂本はそう呟きながら、恵理子とともに歩く男に注目した。
(父親かな?)
恵理子と肩を並べる初老の男は良家揃いの光教学院の生徒の父兄には見えなかった。
下品な顔立ちで身なりもみすぼらしい。
とてもお嬢様育ちと評判の深沢恵理子の父親とは思えなかった。
実際、恵理子はその男と一緒のところを見られたくないかのように落ち着かず、
男が見苦しい笑みを浮かべているのに反して彼女の表情は暗く怯えているようだ。
(面白い…後をつけてみるか…)
坂本勝也は学年でもトップクラスの優等生の恵理子とは全く逆の問題児だった。
その日も仲間とつるんで他校の生徒を恐喝したのが発覚し、停学中の身だった。
暇を持て余しパチンコで一日を過ごしたのはいいが、大負けして店を出たところだった。
一目で名門校と分かる制服姿の恵理子と品性のカケラもない初老の男のカップルは
通行人の目を引く。
特に恵理子は一人で歩いていても常に男の目を惹く美貌の持ち主なので、
坂本ならずともその不釣合いな男との関係に興味が深まる。
(恋人?…の訳ねえよなぁ。)
坂本の目は男の手がしきりと恵理子の腰の辺りをまさぐったり、胸に回した手を
卑猥な手つきで動かしているのを捉えた。
恵理子は顔をしかめながらも抗う素振りを見せない。
(おいおい、学園一の優等生ちゃんが援交でもしてるのかよ。)
…だとしたら、俺にとってはとんでもない幸運かも知れねえな。
坂本は尾行を悟られないよう用心深くいつも胸ポケットに入れているサングラスを掛けた。
賑わう繁華街から外れ、恵理子と狒々親爺狭い裏通りに向かう。
まだ日も暮れないそのあたりは人通りもなく、あまり近づくと尾行がばれてしまう。
2人はさらに裏路地に入ると寂れた雑居ビルに入って行った。
(何だ?ここは…何か店があるのか?)
坂本は2人が降りて行ったと思しき狭い階段の前に立った。
【大人の玩具・アポロ】
階段の脇に掲げられた薄汚れた小さな看板の文字は確かにそう読めた。
(大人の玩具だって!?…アダルトショップかよ。)
坂本はすぐに中へ入るか迷った。
もしかしたらこのビルの別の部屋に入ったかも知れない。
また、すぐに出て来るかも知れない。
しばらく様子を見ようと向かいのビルの物陰から監視することにした。
恵理子はアポロの開店準備を終えると谷井の前に立った。
「谷井様…今日も恵理子は濃厚なピンクサービスでお客様に楽しんでいただきます。
オッパイを揉み揉みしてもらって、オマンコをイジイジしてもらいます。
どうかお客様に失礼のないように恵理子の身体を隅々まで検査してください。」
谷井が喜ぶ言い回しを選び、制服を脱ぎ始める。
毎日の日課だった。
一糸まとわぬ全裸になった恵理子は定番の頭の後ろで手を組むポーズを取り、
谷井に差し出すように胸を突き出す。
当然のように谷井は手を伸ばし、小ぶりな恵理子の乳房を無雑作に揉みしごいた。
「うぅっ…」
谷井の手で柔らかな乳房はひしゃげ、搾り上げられるように形を変える。
「毎日客に揉んでもらってお前の貧乳も少しはでかくなったんじゃないか?」
「あぁ…はい…恵理子は巨乳になってお客様にいっぱい喜んでもらいたいです…」
恵理子には谷井が満足するような受け答えが身についている。
「谷井様のお陰で恵理子はオッパイを揉まれるのが大好きになりました。」
続いて恵理子はカウンターテーブルに裸身を乗せると自らM字開脚になった。
そしてその真ん中に咲いた花の花弁を指で摘んで左右に広げる。
「ど、どうか…中までよく検査してください…うぅ恥ずかしい…」
これも谷井から仕込まれたポーズである。
花弁の内側の艶々した面を剥き広げ、秘奥の肉襞は鮮やかな鮭紅色である。
「わしとマンコしまくった割りにまだ綺麗じゃのう…」
谷井は満足げに嘯くとすでに溢れているねっとりとした液を指先で掬い取り、
恵理子に舐めさせた。
「ククク…感じやすい身体じゃの…そろそろ客に使わせるか…」
舌を出して指をしゃぷる恵理子を見ながら谷井は意地悪く恵理子に言った。
かれこれ一時間は経っただろうか…
坂本の足元にはもう何本もの煙草の吸殻が散らばっている。
依然として恵理子は出て来ない。
その間、10人近くの客が店への階段を降りて行き、誰一人出て来ない。
(行ってみるか…)
痺れを切らした坂本はいつも胸ポケットに入れているサングラスを掛け、
はやる気持ちを抑えながらゆっくりとその階段を降りて行った。
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