「いらっしゃいませ、アポロへようこそ。」
初めてアダルトショップ「アポロ」を訪れた客は、ファミレスのような出迎えに
まず戸惑い驚かされた。
そしてその声の主が年若い女性と気付き、さらにその美貌に息を呑む。
素直な質感の黒髪はわずかに肩にかかり、前髪を自然に揃えたヘアスタイルは
楚々として育ちの良さを感じさせる。
鼻筋が通り、切れ長の瞳は知性を醸しながら、全体で見ると可憐なあどけなさを
充分に残している。
(ここってアダルトショップだったよな…)
あまりに場違いな少女の美貌に釘付けとなり、大方の男性は彼女のファッションに
注意を向けるのが遅れる。
少女は水色のTシャツに紺のスカートを着ていた。
(えっ?、えっ?、えっ?)
客はその姿に何度も目を瞬かせる。
薄くピッタリとしたTシャツは少女のボディラインをクッキリと際立たせている。
なだらかに隆起した乳房の形も発育途上なのが見て取れる。
しかしその頂点に控えめに透けているのは間違いなく乳首だった。
(ノーブラだ!)
思わず喝采を上げる。
Tシャツの丈は短く、くびれたウェスト周りが露わとなり、悪戯っぽくお臍が
覗いている。
スカートは超の上にいくつ超を重ねても足りないほどの超ミニだった。
スラリと伸びた生脚が太ももの付け根近くまで余すとこなくむき出しである。
(まさか…!)
次の瞬間、お客は目を疑った。
少女がわずかに身体を傾けると腰の辺りまで深く切れ込んだサイドスリットが目に入る。
当然そこから覗くはずの下着が見えないのは、彼女がノーパンなのを物語っていたのだ。
(なぜこんな可愛い子が…)
目のやり場に困りうろたえる客に少女が震える声で話しかけた。
「お、お客様…何か…お探しですか…?
もし…よろしければ…わ、私に…お手伝いさせてください…」
化粧っけが無い瑞々しい頬をほんのり赤く染めた少女の申し出にドギマギしながら、
客はその少女が自分よりうろたえていることに気づき、気持ちにも余裕が出て来る。
「エッチなDVD欲しいんだけど…」
少女の出方を探るように、その客は独り言のように呟いた。
恵理子はその客が大学生くらいかと思った。
アダルトショップに出入りする客なんて根が助平に違いない。
自分のことは棚に上げて、そう思う。
きっと女性に相手にされないキモ男…それでいてギラギラの性欲の塊。
かつての恵理子なら軽蔑していただろう。
そんな客に恵理子は店員としてご機嫌を取り、媚びなければならない。
「お客様…あの、お好みのジャンルは…何ですか…
そ、その…え、SMとか…露出とか…」
恵理子は消え入りそうな声で客の好みを聞き出す。
「わ、私も大好きです…エッチなDVD…」
恵理子は舌で乾いた唇を濡らし、伏せた睫毛から上目遣いにお客の顔色を伺う。
無意識の仕草が確実に客の本能を呼び覚ますことに恵理子はまだ気づいていない。
客はニヤニヤと笑みを浮かべ、恵理子の顔と胸と太ももを交互に目を凝らしている。
(あぁ…どこを見ているの…そんな目で見られたら…恥ずかしい…)
視線に触発されて、恵理子の幼い胸の頂点の突起がムクムクと頭をもたげるのが
自分でも分かる。
(いや…お客様に見られてるのに…乳首が固くなっちゃう…
感じてること知られたくない…)
それでも恵理子は谷井から隠してはいけないと言い含められている。
「すげぇ…」と客は恵理子の胸の変化に見入っていた。
「こ、こちらのDVDも…おススメです…」
恵理子が一番上の棚まで手を伸ばす。
お客に背中を向けて背伸びをすると、スカートが持ち上がり、プルンとお尻がこぼれる。
(やっぱりノーパンか!)
キュッと締まった双臀は適度に肉付きがよく、スラリと伸びた細い脚の儚げさを補っている。
そのお尻を二度三度振るのも谷井に教えられた。
お尻だけでなくアソコも見たいと熱望する客の心理を見透かしたように、谷井はもう一つの
ポーズを恵理子に仕込んでいた。
「うぅ…お気に召さなければ…こちらのDVDはいかがでしょうか…?」
今度は一転一番下の棚である。
恵理子はそこにしゃがんで数本のDVDを選ぶ。
しゃがんだままヨタヨタと身体を反転させ、そこに立っている客を見上げた。
深いサイドスリットは開き、裾が腰までたくし上がり、腰から下が丸出しである。
しかも恵理子は膝を大きく開いた。
(見える…見える…本物のアソコが…こんな美少女のものが…)
見下ろす角度で少女の胸とその延長上に秘密の花園が露わになっている。
下腹の繊毛が恥ずかしげにそよぎ、控えめな花弁がほつれている。
「うぅ…もっと近くで…ご覧ください…」
少女が手にしたビデオのことを言っているのか自ら晒し出した股間を
言っているのか分からない。
でも客は恵理子の目の前に跪き、股間を間近から覗き込むのだった。
客はDVDを五枚も買って満足げに帰って行った。
しかし谷井は不満げである。
レジの中から恵理子の接客を監視しているのだ。
恵理子は客が出て行くと谷井の前でお尻を突き出し、バックから突かれている。
谷井の前ではすっかり淫乱になった恵理子は進んで身体を開くようになっていた。
「見せるだけじゃもうこないかも知れんじゃろ。
今時ネットではモロ見えなんて珍しくないからのぉ…
胸揉ませたり、マンコ触らせたり、もっと工夫出来んのか。
お前の身体はここでしか触れない。それが重要なんじゃ。」
谷井の厳しく理不尽な理論にも恵理子は腰を振って反省してしまう。
「あぁ…あぁ…申し訳ございません…え、恵理子、もっと頑張ります…
これからはお客様に、オマンコもオッパイも触ってもらいます…うぅ…」
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