放課後を告げるチャイムが鳴った。
教師が教室を出て行くと、一日の授業が終わった開放感ににぎわう
クラスメイトを尻目に深沢恵理子は足早に教室を出て行った。
(早く行かなくちゃ…遅れたらまたお仕置きされる…)
まだ下校の生徒もまばらなバスに飛び乗り、終点の駅よりも4つ
手前のバス停で降りた。
目的の場所は谷井のアパートである。
この辺りは廃屋やさびれた商店、小さな町工場が混在し、古い建物が多い。
谷井のアパートもそんな町並みに溶け込んだような木造の安アパートだった。
アパートの前にいた住人らしい中年男性がギョッとしたように恵理子を
見たのは制服姿の女子高生が訪れるのが珍しいのだろう。
加えて恵理子自身が醸し出す清楚な美貌は、この場所に限らずいつも周囲の
視線を引き寄せ、恵理子を悩ませていた。
伏目勝ちに男性をすり抜けた恵理子は谷井の部屋の扉を叩いた。
「遅かったなぁ…恵理子ちゃん。」
谷井はまだ寝ていたらしい。
深夜までアダルトショップの店番をする谷井は明け方に帰宅し、今くらいの
時間まで眠っているのだ。
もう何日も敷きっぱなしの薄っぺらい布団が恵理子の視界の片隅に入ると、
胸が締め付けられた。
そして恵理子は自分より小男なこの男性の前に出るたびに硬直してしまう。
濁った目、禿げ上がった頭、ギトギト脂ぎった下品な容貌…どれ一つ取っても
おぞましさと生理的嫌悪感を感じるのは、初めて会った一週間前と変わらない。
けれどもその後、毎日ここに呼び出され、今も敷かれた万年床で恥辱の限りを
尽くされた記憶が心の奥深くまで刷り込まれている。
女性は初めての男性に弱い。
温室育ちの恵理子もまた、純潔を奪い、身体の隅々まで蹂躙し切った谷井に
対して理性が屈服しようとしていた。
「何、ぼやっと突っ立ってるんだ? この部屋に来たらまずすることがあったよな。」
「うぅ…もう許してください…私、おかしくなってしまいます…」
「コラ…お前はわしの精液便器になるって宣言したよな?
何でもいうことを聞くって誓ったよな?
忘れたなら今からそのピデオを見せてやろうか?」
「あぁ…嫌っ…ご、ごめんなさい…」
怒気を孕んだ谷井の物言いに恵理子はますます萎縮してしまう。
「ぬ…脱ぎます…」
恵理子はオズオズと胸元の赤いリボンをほどき始めた。
恵理子が着ている光教学院の制服は、名門校とあってこの地方では最も知られた
制服である。
紺のブリーツスカートに白い丸衿のブラウスに吊りベスト、胸元に赤いリボンを
結んだ姿は格別奇をてらったものではないが、品の良さを感じさせる。
恵理子はスカートに繋がる金具を外しベストを脱ぐと、震える指先でブラウスの
ボタンを外して行った。
すると前が開き、まだ成育し切っていない胸の膨らみが控えめに揺れる。
「ぐふふ…言ったとおり余計な下着は着けておらんな。」
谷井は恵理子の胸に手を伸ばし、五本の指を広げて揉み始めた。
恵理子は歯を食いしばり自分の手でブラウスを広げたまま谷井の行為を受け入れる。
「名門校のお嬢さんの制服の下がノーブラとは、ああ、驚いた。」
おどけた口調に恵理子の惨めさはいや増す。
「何でノーブラなのか言いなよ。」
「く…うぅ…」
恵理子が顔を真っ赤に染めて言い淀んでいると、谷井は乳首を摘みクイッと引っ張った。
「痛っ…!」
恵理子は小さな悲鳴を上げ、谷井に憐れみを乞うように口を開く。
「え、恵理子のオッパイはまだ発育していないので…いつでも谷井様に揉んで
いただいて、巨乳になれるように…ノーブラでいるんです…うぅぅ…」
「今どきの女子高生としてはなかなか殊勝な心がけじゃないか。
上がノーブラってことは下はどうなのかな?」
ブラウスを脱ぎ、続けて恵理子はスカートに手を掛けた。
サイドジッパーを下ろすとそのままプリーツスカートはストンと足元に落ちた。
「あぁ…だめ…恥ずかしい…」
恵理子は下にも下着は許されていなかった。
ベストとブラウスとスカートと、たった3枚の着衣を脱いだだけで、
恵理子はほとんど全裸である。
ほとんどと言うのはまだ両足にはいた白いソックスが残っているからである。
ソックスは恥ずかしいところを隠す訳でもなく、恵理子には全裸よりも
みじめで卑猥に思える。
さりげなく手を股間に当て、腕で胸を隠すとすかさず谷井の叱責が飛んだ。
「おらぁ、何を隠してんだ?両手は頭…それに挨拶が済んでないだろ。」
悪戯を見つかった幼子のように恵理子はビクッと身を竦ませ、オズオズと
両手を頭の後ろに組んだ。
小ぶりながらも形のよい乳房もまだ生え揃ったばかりの薄い恥毛も
隠しようもなく晒される。
四肢は驚くほど長く、華奢でありながらウェストはしっかり締まり、
腰つきが悩ましい。
少女から大人へ変化する兆しがはっきりと見て取れた。
「ど、どうか深沢恵理子の身体を…ご、ご覧ください…
うぅ、まだ未熟な身体ですが、谷井様に女の喜びを仕込んでいただいてます…
栄養のある谷井様のザーメンをいっぱいいただいて、早く谷井様好みの
エロティックな女になりたいです。」
繰り返し谷井に教え込まれた卑猥な挨拶を恵理子は泣きそうな顔で口にした。
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