~第57話~
「ふふっ・・可愛い声だね・・もっと聴かせてくれるかな・・?」
美香の反応に気をよくした槇村は割れ目をなぞるように前から後ろ、後から前へと丁寧に指を這わせた。
「はぁっ・・あんっ・・」
槇村の指の動きは強過ぎず、弱過ぎず絶妙な強さで何往復かするうちに、美香は自然とさらなる快感を得ようと自ら指の動きに合わせて腰を前後に振り始めていた。
「おやおや・・そんなに気持ち良くなりたいのかな・・?ふふっ。じゃぁ、こっちはどうかな?」
新たな愛液がパンティ越しから槇村の指をも湿らせるほど溢れ、男を悦ばせるメスの表情に鳴き声。
恥ずかしそうに挨拶をした時と同じ女性とは思えない程の色っぽい姿に興奮した槇村は
そう呟くと美香の秘豆を指先で掻くように擦った。
「あぁぁんっ・・ダメっ・・そこっ・・」
より敏感な秘豆を刺激された美香はピクッと上半身を反らせ槇村に快感を伝えた。
「本当に敏感な身体なんだね・・中はもう・・トロトロだよね。
直接、触って欲しいかい?」
この時美香はある疑問を抱いていた。
本当にこの人は浩二と同類なのか。女性を満足させられない人なのか・・?
指使い、責め方。もしかしたら事前に斉藤から指導を受けた可能性もある。
それにしても・・
「あ、あの・・槇村さんさえよかったら・・直接、触って下さい・・」
ちらっと斉藤を見たがテーブルの隅でタバコを吸いながら口出しもせず、二人のやり取りを面白そうに眺めているだけだった。
槇村もこのまま進んでいいのか?と斉藤をちらっと見るが、斉藤は何も言わずコクンと首を縦に振った。
槇村は嬉しそうにやや湿ったパンティをずらしその隙間から指を2本忍ばせた。
クチュッ・・クチュッ・・ネチャッ・・
卑猥な水音を立てながら2本の指が簡単に秘部の中へと吸い込まれていく。
「んんんっ・・入って・・きてるぅ・・」
浩二、斉藤。以外の指が美香の中を襲う。
果たして槇村は浩二と斉藤、どちらと同類なのか、その答えはすぐに身体で感じる事になった。
「ここ・・かな・・ふふっ・・」
指を曲げて秘部の中を刺激してくる。そこは浩二にはほとんど触れられた事はなく、
斉藤がいつも触れてくる美香のツボ。
それを初対面の槇村が一発で探し当てた。
この時ようやく斉藤と槇村に騙された事を確信した。
そもそも、なぜ嘘をついたのかまではさすがに理解できないが、今自分の中を彷徨っている指は確実に理性を奪い快楽を与えてくれる事だけは確かだった。
「あぁぁぁんっ・・いいっ・・そんなに激しくされたらっ・・」
槇村の指が動く度にクチュクチュと愛液が溢れる音が響き、木製のテーブルに
一滴、また一滴と垂れていく。
「そんなに激しくされたら・・どうなるのかな・・?」
どんどん槇村の指の動きが激しさを増していく。
「あんっ・・あんっ・・凄いっ・・ですっ・・そんなにされたらっ・・」
美香の腰の動きが激しくなり、槇村の指を締め付けている。
女の扱いに慣れている二人の男は、美香の絶頂が近い事を見抜いていた。
「ふふっ・・そんなに締め付けちゃって・・美香・・どうしたのかな?」
少し指の動きを弱めて美香が昇り詰めるのを抑える。
「ほらっ。美香。ちゃんと言わないとわからないだろう・・?」
斉藤と槇村、二人の責めが余計に美香を興奮させる。
「はぁっ・・はぁっ・・雅彦さま・・イキたいの・・槇村さま・・もっと激しくして・・
美香をイカせて・・くれませんか・・?」
媚びるような美香の色っぽい表情に槇村は負け、美香の快感のツボをさらに激しく掻きまわした。
クチュクチュ・・ピチャピチャ・・
「あぁぁん・・いいっ・・凄い・・槇村さまの指でイッちゃう・・雅彦さま・・
いいです・・か・・っ・・ダメっ・・イクっ・・」
結局、浩二では味わえない快感を斉藤だけではなく、より歳の離れた槇村の指で与えられ絶頂を迎えようとしていた。
つづく。
※元投稿はこちら >>