そのお茶はお世辞にも美味しいとは言えなかったが、隆太が気をきかせていれてくれたものなので、なんとか飲み干そうとする美奈子。
(なんだろう、薬草とか、お塩でも入ってるのかな。ちょっとしょっぱい。。でも隆太くん入れてくれたのに残す訳にもいかないし)
心配そうな目が向けられるなかやっとの思いで飲み終える。
「ありがとう。なんかすっきりした気がする」
そう言ってよろよろと立ち上がる。
「本当に今日はごめんね、恥ずかしいとこ見せちゃって。駿には内緒でお願いね。。車は、代行呼ぶから大丈夫だから」
そして財布から5千円札を取りだし、隆太の手に渡し、
「これ、お礼と。。あと千晶の家庭教師お願いするのに前金」
一瞬、隆太の顔に一瞬迷惑そうな顔が浮かんだため、無理矢理握らせるようにする。
「別にこんなことしてもらわなくても。
じゃ、運転して送るからその代行代も含めてってことで。ここから頼んだら、3,000円くらいかかっちゃうし」
(このバカ、いつもこうやって金だよな。ま、チンポ汚した罰とションベンティー代かな)
内心、そう呟きながら、まだ渋る美奈子から車の鍵を受け取り、トイレの外に向かう。
「ちょっと着替えて車入り口まで回すから、さっきの椅子のあたりで待ってて
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