~第45話~
ヌッチャッ・・ネッチャッ・・ヌッチャッ・・ネッチャッ・・
斉藤の指が動く度に美香の秘部から愛液が滲み出て、鈍く卑猥な音が部屋に響く
。
「はぁはぁ・・はぁはぁ・・」
思うような激しい快感はまだ得られず切なげに喘ぐ美香。
寝室での焦らし責めを楽しみながら、ふとある事を思い出す。
「そうだ・・美香。アレ・・はないのか?」
斉藤の言うアレ。を美香はすぐに理解しどう返事しようか迷っていると、
「ふふっ・・捨てるわけないよな。ほら、アレで気持ちよくしてやるから、今すぐ持って来いよ」
愛撫を中断された美香は「はい」とだけ答えると、クローゼットの奥から取り出し、斉藤に手渡した。
「やっぱり、まだ持ってたんだな。懐かしいねぇ・・くくっ・・持ってたって事は使ってるんだな?」
「は、はい・・」
目の前にバイブを突きつけられそう答えた。
「最近は・・いつ使ったんだ・・?」
今度はうっとりとした瞳で斉藤の方を見て答える。
「あの・・雅彦さま・・に、スーパーで久しぶりに会った日・・です」
斉藤の顔を、声を思い出し指では抑えきれない程熱くなった身体を沈めるために、
ただ使ったのはあの日1度きりだけだった。
「口では偉そうに言ってた・・が、そんな事をしていたんだな・・ほら、ベッドに戻れよ」
何も言い返す言葉もなく、黙ったまま再びベッドの上で四つん這いになりバイブを待ち受ける。
再会した日と同じ。ただあの日は美香はまだ、斉藤ではなく愛する浩二の事を考えバイブを使っていた。ところが今は浩二との寝室にいながら浩二の事など忘れてしまっていた。
斉藤は挿入しやすいように、自分の唾液をバイブの先端に垂らし指で十分に濡らしたあと、美香の割れ目に先端部分を押しつけた。
「あんっ・・」
冷たく硬い感触が伝わる。
「ほら・・入れるぜ・・」
美香の割れ目はパックリと開き太いバイブも難なく受け入れ、さらに秘部の中へと吸い込まれていく。
「あぁぁん・・くるっ・・」
バイブが進むにつれ圧迫感と快感が同時に押し寄せてくる。
半分程入った頃斉藤は一旦手を止め、根元の裏にあるスイッチを入れてみた・・が、
電池切れのままのバイブはあの独特の動きを美香の中で披露する事はなかった。
「なんだ・・電池切れ・・か。しょうがねぇな・・」
残念そうに言いながら再び手でバイブを奥へと進めていった。
太くて長いバイブはあっという間に美香の奥深くまで到達した。
「へへっ・・ここだな・・」
斉藤も終点を確認すると今度はゆっくりとバイブを引いていく。
秘部の中にある肉壁を一枚一枚丁寧に捲るようにゆっくりと。
ある程度戻るとまた奥へ・・
今度は自分の肉棒ではできないバイブを回転させながらゆっくり出し入れをする。
「アンッ・・アンッ・・そこっ・・いいっ・・はぁぁんっ・・」
美香の声と溢れる愛液の量が比例するように大きく多くなってくる。
それに合わせるように斉藤の手の動きも徐々に激しくなってくる。
プッチュッ・・ピッチュッ・・ピッチャッ・・ピッチャッ・・
愛液が糸を引いてどんどん垂れていく。
「アンッ・・アンッ・・アンッ・・いいっ・・雅彦さま・・ぁ・・」
まるで斉藤の肉棒で突かれてるような感覚を味わいながら絶頂が近づいてくる。
「どうした・・?」
バイブを動かしていた手を止める。
「も。もう・・イキそうです・・イカせて・・下さい・・」
「いいぜ・・ちゃんと手を伸ばして顔を上げるんだ・・」
また動き出すバイブに身を委ねながらお尻を高く突き上げる為にシーツにひれ伏すようにしていた手と顔だが、斉藤の命令通り、手を伸ばし顔を上げた。
ベッドの枕元にある棚には目覚まし用の時計や二人の写真を飾っていた。
ちょうど顔を上げた美香の目に飛び込んできたのは、真っ白なウェディングドレスを着た美香が浩二に抱きかかえられ幸せそうな表情をしている写真だった。
「あっ・・あっ・・こ、浩二・・」
幸せを誓い合った最高の瞬間を収めた一枚の写真。写真の中の浩二は満面の笑みで美香を見つめている。
斉藤はそれを見せたうえでさらに激しく出し入れをしていく。
「ほら・・ちゃんと写真を見ながら・・イケよ・・」
「あっ・・あっ・・浩二・・ごめんね・・見ないで・・あっ・・ダメッ・・」
写真に目を背ける事もできず絶頂の波だけが押し寄せてくる。
ただ、またいつものように強い罪悪感と背徳感を実感すればするほど、
快感も増し、バイブを強く締め付けてしまう。
斉藤もそれを感じながらさらに激しく早く動かす。
「あぁぁぁん・・そんなにしたら・・本当に・・本当に・・イクッ・・イッちゃうっ・・」
「愛する旦那との寝室で・・旦那の写真を見ながら・・イクんだよ」
「あぁぁぁんっ・・いやっ・・くる・・くる・・イグッ・・イグゥゥッ・・・
アンッ・・」
激しい絶頂が美香を襲い、一瞬弓なりにピクッと腰が跳ねたように動くと、そのあとに何度も小刻みに全身が跳ね、やがて上半身は崩れ落ちた。
つづく。
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