「スゴいだろ?母親が息子とヤッてる最中の声だ。…声だけじゃあわからんだろ?」
花井さんがそう言った次の瞬間、事務所の後ろの壁に、映画館みたいに大きく、その映像が映し出されました。それは、後ろ手に縛られ、鼻フックで豚みたいな鼻にされて、寝転がった男性に跨がって絶頂する女性…私の姿でした。
「ワシのオフィスをめちゃくちゃにしたまま帰った、張本人だ。デブで顔面がコレじゃあ、ホンモノの豚みたいだろ?」
「なっ、なぜ?…ど、どうして…こんなものが…」
「それはワシのセリフだ。借りた部屋で、好き放題ヤってる全部が、部屋にしかけてある何台もの防犯カメラに映っとるんだからな…汚いクソを床に撒き散らして、おまけにそれを美味そうに喰ってる姿もな。その部屋、いつでも警察に被害届出せるように、今もそのままにしとるんだ。…表沙汰になりゃあ、この豚、
人生破滅だな?あんたもそう思わんか?
クックックッ…」
「…そ、そんなぁ…」
「どうした?ん?さっきまでの威勢はどうした?何か心配ゴトでも思い出したか?」
「…い、いやぁぁ…」
「あんたはこんな恥知らずなコトするオンナじゃないんだろ?」
「も、もう…や、やめて…ください」
花井さんは、完全に私だということがわかった上で、私をなぶるようにして追い詰めてきます。
※元投稿はこちら >>