街中で、数人の男たちといっしょに車に
乗り込んだ司を見失い、その後もしばらくその周辺を探し回りましたが、司を見つけることはできず、私は家に戻りました。家に帰りつき、中に入っても、しぃんと暗く静まり返り、やはり司も香も、
まだ戻った様子はありませんでした。私は、司が無事なのか、香は一体何を考えているのか、不安でいっぱいになりました。また、私一人の、長く静かな夜が始まることへの恐怖…あの悪夢が容赦なく襲いかかり、私はうなされるのか…とも感じていました。私は何気にテレビをつけようとした時、ふと朝送りつけられたDVDのことを思い出しました。もし、
男たちに私を襲うように頼み、ビデオを
撮らせたのが香だとして、人手に渡すとしたら、あの子自身は本当に困らないのか…異常な行為に歓喜している、醜い姿の女が、自分の実の母親だと他の人にバレることは気にならないのか…私は、DV
Dに残された映像に、自分が香の母親で
あると特定できる証拠が残されていないか、うなされる悪夢そのものを見ることへの嫌悪感や恥ずかしさもありましたが、私はDVDの中身を全部確かめようと
思いました。あの子がいくら私を恨んでいるとしても、まさか自分の人生さえも投げ捨てるリスクを犯してまで、馬鹿げたことはするはずがない…自分に言い聞かせるようにそう心の中で呟きました。
隣近所に音が洩れないように、ヘッドホンをつけて、恐る恐るDVDを再生しました。
わかってはいたことですが、目の前の大きなテレビの画面に映し出されていることは、単なる悪夢ではなく、実際の私自身である事実を改めて突きつけられ、直視できず目を逸らせてしまいました。そんな私を、さらに追い込むように、ヘッドホンからは、異常な行為に歓喜の声をあげて求める、私の声が聞こえてきました。私は耐えれず、途中何度も停止ボタンを押して映像を消しては、後悔や絶望感に打ちひしがれながらも、過去は戻らない、今は、香がこれ以上馬鹿げたことをしないか確かめることが大切なの、と自分に必死に言い聞かせて、DVDを再生しました。どんなに強がってみても、大画面に映し出される私の恥態醜態と、ヘッドホンから聞こえてくる私の歓喜の声に、涙が溢れて止まりませんでした。気分が悪くなり、吐き気もしました。それでも私は、これからのためと、
私自身と向き合い続けました。
何枚か見ているうちに、慣れてきたのも
あるのでしょうか、私はかなり落ち着きを取り戻しました。男たちの異常な責めを受け、直視できない場面とは違い、解放されて、お尻の穴を司に貫かれながら、二人で何度も絶頂している様子が映し出されていました。長く責められ続ける中で何度も絶頂し、ようやく解放されて、男たちに手を出されることもなく、
司と二人きりで交わる姿を見ているうちに、不思議なほどに、吐き気をもよおす
ような嫌悪感はなくなり、むしろ、画面に食い入るように、映し出される姿に見入っている自分がいました。そして、私の恥部は、じっとりと湿り始め、熱くなっているのを感じていました。
※元投稿はこちら >>