全く予期しない、あまりにも突然すぎる谷本くんから告白は、ここ数日の間に起きたことで心がズタズタに切り裂かれた私にとって、温かい生きる支えを得たように感じました。長年、胸の奥にしまい隠し続けてきた本心を明かしてくれた彼に、私は心を鷲掴みにされたように、年下のかわいい同僚としてではなく、一人の男性として、彼に対して、今までとは全く違う感情がわいて、自分でも、もうそれを抑えることができなくなっていました。
そんな私のお尻に、彼の手が伸びて、私がそれを止めたのは、若い女の子が恥ずかしいがって、というのとは違いました。私は、自分のお尻が、今は大変なことになっていて、タンポンを詰めて紙オムツまでしていることを思い出したからでした。こんな恥ずかしい姿を絶対見られるわけにはいかない、彼にあの日の悪夢だけは、絶対に知られたくない、その思いだけでした。
「それで、返事はいつ、誰にすればいいの?」
「僕がこれから、会社に電話をした後、花井さんのところへ伝えに行くことになっています。」
時計を見ると、14時を過ぎていました。
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