それからというもの。
毎日、悠里から誘われ、はじめのうちは、仕事が終ってから外やラブホとかで悠里からの性暴力を甘んじて受けていた。
悠里が発した欲望は、ゆっくりと放物線を描き、暴走をはじめてゆく。
行為は、エスカレートしていき、一年たった頃には、社内に場所を移していき、行為も又、仕事中や上司の目前等、日常を蝕み、日常化してきていた。
当然、社内での噂も広まり、上司の目と耳にも届くようになると、悠里が先に。続いて僕も会社を辞めた。
こうして、暫く、悠里とは離れ、性的には、のんびり日を過ごして二月ほど経った時、悠里からの電話
『今、近くに来ているの…会えない?…あの…忘れられない。センパイじゃないと満足感が得られない。来て』
待ち合わせ場所は、普通にファミレスだった。
逢わなかった二月が、長くも短くもあって複雑だった。
暫く話しをして、お互いが、有る事について気づいているか?話した。
それは、僕のMの部分は悠里のSを受ける為のMであって、それ以上でも以下でもない事が、この二月でわかった。
それは、悠里とて同じで、決して悠里と僕でなくてはならなかった。と、いう事だった。
悠里は、今、SMクラブで女王様として生計を立てていると話した。
僕は、コンビニでアルバイトだった。
悠里の源氏名が『セツナ女王様』
そう、我が親愛なるセツナ様。
ここから、再び、悠里…。否、これからは『セツナ様』による
゙調教の日々゙が訪れる。
痛みや苦しみも柔らかな愛のベールに包まれ、僕を包み込むんだ。
そう思うだけで僕は、幸福感を得られていた。
セツナ様の調教は、終始、羞恥であって、鞭や蝋燭といった、肉体的制圧より、精神的な支配を好んだ。
時には、女装させられ、発展場(ゲイ趣向者達の集い場)に行かされ、セツナ様の覗かれてる前で男性にレイプされたり、セツナ様の同僚の女王様に貸し出されたり。
アダルトショップに女装させられて乳首に洗濯バサミ、首輪といった格好で徘徊させられ嘲笑の的にもなった。
最後は、いつも
『私以外で感じて、チンコおっ立てて!!ゆるさないっ!!ゆるさないっ!!』と、騎乗位で首輪をきつめに絞めておいて、平手打ちしながら僕を犯す。
何度も何度も。
それが、ゆっくり音もなく崩れはじめたのは、僕の中に少しづつ、違う自分が目覚めはじめていたのもあったのだろう。けど、エスカレートし過ぎてしまっていた事も否めなかった。
ある時、セツナ女王様が
『今日は、ゲイの発展場で有名な〇〇〇ってサウナへ、この格好でいって、レイプされてるトコロをこれに映して貰ってきなさい』
そう言うとセツナ女王様は、小型のムービーカメラを渡した。
そして僕の身体に『ホモレイプ希望』と油性マジックで書き、見送った。
サウナへと到着すると、如何にもな好奇な視線を浴びる。
脱衣場にいき、服を脱ぎ始めると身体に書かれた落書きが、回りの人達の目をひいた。
すかさず二人組の中年男性に言い寄られた。
ムービーを録る事を約束に『希望どおりレイプしてやるよっ♪くっくっくっ…』
二階へ連れていかれた。
電気が消されていて暗かった。
1人の中年男性が、僕を゙ドンッ゙突飛ばし、僕は、布団に転がった。
その後は、無理矢理服を剥ぎ取られ、臭い中年の舌を口に捩じ込まれ、両乳首は血が滲むほど強く噛まれ、ぺニスの亀頭も表面の薄い皮が爛れるほど強くこすられ、菊穴にみるみる膨れあがる人数を受け入れ、僕は、何度も果てて痙攣し、顔には、男性の放った精を一面に浴びて画面に恍惚とした表情を映していた。
これをセツナ女王様が、どう見たのか…。
一筋、頬を濡らして、黙って僕の前から姿を消した。
僕からは、お誘いは禁止されていた。
三年という月日の中で積み重ねた信頼感や…様々な二人だけのモノが、灰塵へ帰し、僕には虚空が広がっている。
セツナ女王様が、再び、僕を必用とするまで…
僕に与えられた命令は、ただ…待つ 事。
<おわり>
最後まで、お読みくださり、ありがとうございました。
事実はありません。
さみしい妄想女のワタシが作った作文です。
※元投稿はこちら >>