ひじを畳んだ状態で腕を上げさせられて、ひろこさんの脇の下は丸見えだ。それはちょうど、ピッチャーが振りかぶったときのような格好だ。その状態で、上腕やひじ、首根っこから肩までをぐるぐるに縛り上げられている。タンクトップ姿のひろこさんはなすすべもなく、がら空きになった胸の先で、乳首をピンピンに立てている。豊満ではない。筋肉が引き締まったアスリートのバストは、小さくて硬そうで、そのせいか乳首も異様にとがって見える。ノーブラの長乳首は、ピチピチに密着したタンクトップの生地を突き抜くように持ち上げている。
ナツは、ひろこさんを床に寝かせた。
「翔平くん、そっちのひじを押さえて」
ぼくはナツの言うとおりに、ひろこさんの左ひじを押さえつけた。ナツはあちら側で、右ひじを押さえている。細長くてしなやかなひろこさんの上腕だが、強靭な力こぶが盛り上がっている。女子体大の陸上競技部で、すさまじい練習量をこなしているのだ。しかし、二人がかりでこうされたらなにもできない。ひろこさんは上半身を開いた状態で、床に張り付けにされた。
「・・・う・・・う・・・やさくし・・・してよう・・・」
ひろこさんがうめく。
「もちろんですよ。少し触れるだけです」
そう言いつつ、ナツはいきなり、ひろこさんの深々とした脇の下に指を突っ込んだ。
「・・・んぐううっ・・・!」
からだに電流を流されたように、ひろこさんは激しく反応した。がら空きの急所に、なんの予告もなしに指を突き入れられたのだ。ひろこさんは大きく身をよじる。それを二人がかりで押さえつけた。
「翔平くん、そっちもやって」
「う・・・うん・・・」
ぼくも、ナツのマネをして、ひろこさんの左脇の下に指を入れる。肩、上腕、脇腹の筋肉束が寄り集まって、脇の下には深い深いみぞが形づくられている。そのいちばん奥深くに、人差し指を突き入れる。たまらない責めだ。
「・・・おっ・・・お・・・おお・・・お・・・」
あのおとなしくて理知的なひろこさんが、今まで見たこともないような苦悶の表情を浮かべた。ぼくはサディスティックな満足感を味わった。
「翔平くん、私のやるとおりに、そっちもして」
「ああ・・・」
ナツは、ひろこさんの脇の下の奥に触れた指を、上腕に向けてなぞりはじめた。
「・・・く・・・お・・・お・・・」
硬い上腕二頭筋のスジにそって、ゆっくりとなぞり上げていく。ここも人間の急所だ。ぼくもマネをした。床に張り付けにされているひろこさんは、身をよじって悶える。たまらない気分だろう。なにしろ、ひろこさんは今、半端なく敏感なからだなのだ。オナニーを17日間もがまんしている。限界オナ禁生活。性欲が破裂しそうなほどにたまりきったからだなのだ。
「・・・こ・・・こんなの・・・だめ・・・だめえ・・・」
「耐えてください、ひろこさん。記録会までは、我慢我慢ですよ」
「・・・い・・・い、い、イッちゃう・・・かも・・・」
「バカ言わないでください。まだまだですよ」
ナツの人差し指は、ひろこさんの上腕をひじのところで折り返し、脇の下のいちばん深いところまで戻ると、今度はそのみぞをかき回しはじめた。ぼくも同じようにする。ひろこさんは、両方の脇の下を指でかき回されている。
「・・・ご・・・お・・・お・・・」
「ひろこさん、変な声出てますよ」
「・・・つ、つ・・・つらいよう・・・これ・・・これ・・・だめ・・・」
「我慢します、と言いなさい」
「・・・いや・・・だ・・・がまん・・・できない・・・」
「濡れてくるでしょ?」
「・・・ぬ・・・ぬ・・・ぬれる・・・ぬれるよう・・・」
「濡れちゃだめですよ。これを我慢すると、質のいいホルモンが分泌されるんでしょ?」
「・・・いやだあ・・・いやだあ・・・がまん・・・できないよう・・・」
ナツは、ひろこさんの脇の下から、脇腹、そして下チチを刺激しはじめた。ひろこさんの長乳首がぴんぴんに勃起している。
「・・・ああっ・・・そっ・・・そ・・・そこ・・・だめっ・・・そこ・・・」
「下チチぜめです。うれしいでしょ?」
「・・・かかか・・・か、かん・・・じる・・・なんで?・・・なんで、こんな・・・」
「オナ禁生活の成果ですね。全身が性感帯になっているんです」
「・・・あああ・・・いわ・・・ないで・・・かん・・・じるっ・・・」
「我慢しなさい」
「・・・あああっ・・・がまん・・・できないよう・・・」
「やめますよ。やめてもいいの?」
「・・・やや・・・や、や、やめな・・・もっと・・・もと・・・」
ひろこさんは、乳首に触れてほしいにちがいない。なのにナツは、下チチを執拗にくすぐり、決して勃起乳首の先に触れようとしない。ナツは、女の急所を知りつくしている。こうしてひろこさんをいたぶり抜くつもりだ。が、ぼくも興奮し、その行為を楽しみはじめていた。
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