2:麻里と言う女
私は今、不倫中です。それも、夫の同僚である男性と・・・
しかしその前に、私に関して話をしておきたいと思っています。
小学校の頃からとあるミッション系の女子校に通い、何不自由なく生きていました。そればかりか、神の教えを受けて、心安らかな生活・・・・。
そうした中でも、いくつかの悩みはありました。
その一つが体型。
158㎝。上から83 60 90。胸はCカップ。
この数字からも分かるように、お尻が大きいことがコンプレックスです。
そしてもう一つが、体毛の濃さです。
陰毛は濃く、直接見る勇気などありませんが、肛門の周りにも少しは毛が生えています。また脇の毛も濃い方です。
もちろん、処理をすればいいと思うでしょうが、肌が弱く、ソフトタイプと言う剃刀でもダメで、脱毛剤なども肌に合わないのか、それも使えず、夏でも長袖の物を着ることが多かった。
今は、母と結婚式する前に、いくつものエステを回って、自分に一番合った脱毛をしてくれるクリニックを見つけ、脇だけはようやく人に見せられる身体になりましたが、今でも脇を見られることには強い抵抗があります。
ただ、高校時代までは恋人を作るとか、愛のあるセックスなんて、まだまだ先のことと思っていたので、異性を意識した悩みはありませんでした。
中には、高校時代から異性との交際をする子も、いるにはいたのですが、私たち純潔派の子で、セックスまでしたと言う話を聞いたことがありません。
ここで言う「純潔派」とは、エスカレーター式でこの学校を上がって来た女子のことで、中学、高校、大学から編入してきた女性は、「外女(げしょ)」と陰で言っていました。外から来た女子と言う意味と、私たち純潔派よりも劣る立場である「下女」とを引っ掛けた言葉です。
そして、校則をわざと破る子、男女交際をする子、セックスまでする子は、そのほとんどが外女たちであり、学校の名を汚し、私たち純潔派の女子たちをも貶める最悪の女子たちです。
ただ、大学となると、そうも言っていられません。
こうした外女たちがいなければ、合コンにも参加できませんし、男性の知識や扱い方、性に関する知識も、教えてもらうことが出来ません。もしも、外女たちと関わりを持たないと、偏ったネットの知識を信じるしかありません。
とは言え、どうしても彼女たちと馴染めなかった私は、ほとんど無知のままでしたが・・・・。
そして、21の誕生日を迎えた後、まだ男性との恋愛に無縁だったことが、少し心配になって来ました。
そんな時です。あの男と出会ってしまったのは・・・。
詳しい話は出来ませんが、結局、その男に処女を奪われてしまいました。
実際、私は拒んだのですが、生まれて初めて抱きしめられ、耳に息を吹き掛けるようにして卑猥な言葉を囁かれ、私の顔は真っ赤に染まってしまったばかりか、身体の力が抜けてしまって・・・・。
そして、その男に恥ずかしい写真まで撮られてしまいました。しかし、それをネタに脅されることはありませんでした。それだけは助かったのですが、事ある毎に撮った写真を見せられました。
その時に必ず言う言葉が・・・
「麻里が恥ずかしがっている様子が可愛い。」
「だから、もっと虐めたくなるんだ。」
こうして、彼の前でストリップのようなショーをさせられたり、オナニーまでも強要されて・・・・。
ただ、これは彼に手とり足取りされ、強要されたのであって、私の意思で自分の身体を愛撫し、快楽を貪った訳ではありません。
そして、次第に要求はエスカレートしていき、私の高校時代の制服に似た衣装を着せられ、犯されました。それに、肘をついた四つん這いと言う、恥ずかしい姿で・・・。
この日を最後に、彼と別れることになるのですが・・・この時のセックスが、その後の私の性癖を決定づけてしまいました。
ただでさえコンプレックスである大きなお尻を見られ、叩かれ、締りがどうだとか、自分の男性器に絡みつく愛液の様子とか、ラビアの捲れ上がる様子とか、行陰毛に絡みつく愛液の様子など、とにかく私に恥ずかしい想いをさせるような言葉ばかり・・・。
そして、彼は時折、尻を叩きながら・・・
「もっと、おまんこを締めろっ!」
さらに・・・
「じゃあ、こうすればどうだ?!」
と、男は私の肛門を指で撫で回して・・・・
「こんな周りにも毛を生やしているなんて、いやらしい尻の穴だな!」
肛門と言う恥ずかしい穴を見られていること、また、その肛門を触られる悍ましい感覚、しかし、同時に感じたのが悪寒にも似たゾクゾクするような不思議な快感でした!
私の締りが良くなると言い、肛門を撫で続け、結局、そのまま中出し・・・。
もはや、どんなことになろうとも、彼と別れなければ、今後、何をされるか分からないと思い、この時を最後に会うことをしなくなりました。
それから一カ月も経たないある日・・・。
彼のことを忘れようとしていた時、たまたま駅の便意をもよおしてトイレへ・・・。そして普通に用を足して、ウォシュレットを使ったのですが、前の人が悪戯をしておいたのか、勢いよく肛門に水が・・・!!
その時に背筋に駆け抜けたのは、何だったのか?!
衝撃的な快感だったのか、それとも凄まじい悪寒だったのか?!
すぐにも止めたのですが、なぜか興奮が収まりませんでした。こうして、何とも言えないもやもやしたものを抱えたまま自宅マンションへ・・・。
肛門と言う恥ずかしい穴を触られた時のゾクゾクするような快感とも悪寒ともつかない感覚と、今回、感じたもの・・・。その正体を知りたいと、ネットを検索してみて分かったのは、アナルと言う部分が性感帯である、という事実でした。
もちろん、ホモセクシャルの人たち間で、そうした行為が行われていることくらいは、知識として知っていましたが、まさか自分がそんな快感に興味を持ってしまったことに、愕然としてしまいました。
ソドムとゴモラの話ではありませんが、アナルセックスとは、最も神が嫌う行為。
そんな快楽の世界に、自分が目覚めようとしているのではないか?!
これは恐ろしいことです。
ですが・・・調べるだけなら、と思って調べていくと、SMのプレイの中にアナル責めと言う分野があることも知り、さらに調べていくと、浣腸責め、アナルバイブ、アナルオナニー、アナル強姦、二穴責め、二穴強姦、二穴オナニー・・・・と、出て来る、出て来る、恐ろしい世界の言葉が・・・。
そんな中で興味を持ってしまったのが、浣腸です。
女性なら分かるはずですが、便秘は悩みの種ですし、辛いものです。とはいえ、浣腸はかなり辛いものと聞いているので、チャレンジなどしたこともなかった。
しかし、「治療」と言う名目ならば出来る・・・そう思ってしまったのが、もう後戻り出来なくなっていくきっかけでした。
ドラッグストアで十個入りの得用パックを買い、自宅へと戻る時には、すでに肛門が疼き始め、自ら禁断の扉を開こうとしている自分に戦きながら、周りの目を気にして歩いている。
いちじく浣腸を買う時もそうでしたが、歩いている最中も、心の底を何者かに見透かされてしまうのではないか、と言う緊張感で吐きそうになるくらい!
そして、自宅に戻ってから、いよいよ浣腸です。
ある物語を参考にして、まずは下半身、裸になります。その後、立ったまま自分の大きなお尻の肉を左右から掴み、左右へと広げてしまいます!
肛門と言う恥ずかしい穴だけを見せる、恥ずかしいポーズで、それだけで理性が吹っ飛びそうなほどの恥ずかしさ。でも、心の中で言わなければなりません。
「浣腸の治療をお願いします。」
実際の物語は違ったのですが、これはその時の状況から、この言葉を選択しました。しかし、「浣腸」と言う言葉だけでも、凄く恥ずかしい!
そして、いよいよ浣腸!
すでに濡れている割れ目にノズル部分を擦り付け、愛液を付着させた先端を肛門へ・・・。しかし、立ったまま足を閉じていては、お尻の肉が邪魔です。
頭の中でいくつものポーズが浮かびましたが、その時に自分で最も恥ずかしいポーズを取ってしまいます!
足を大きく開き、膝を左右に開いたがに股になり、身体を少し前に倒すようにして肛門を晒す・・・。これまでの人生の中で一度もしたことがない恥知らずなポーズを、今、している!!それだけで、強い罪悪感に苛まれます。
自宅マンションのドアには鍵が掛かっているし、トイレのドアの鍵も締まっている。全くの自分一人の密室なのに、凄まじい羞恥と緊張感・・・!!
私はとうとう壊れてしまったのでしょう。先端部分が穴に僅かに入ったかと思うと、ズブズブと突き刺していきます。
ごく細い物であって、異物感はそれほどありませんが、罪悪感だけは凄まじく、膝がガクガクと震えてしまいます。
そして、躊躇ったら二度と同じ事は出来ないと思い、一気に握り潰します。
そこからは、羞恥責めどころではなくなります。強い便意に堪えることだけ、それに集中していないと、すぐにも漏らしてしまいそうになるからです。
そうして一分ももたなかったかもしれません。もはや限界!と思って、洋式の便座に座ります。ですが、わざと浅く腰掛け、考えていたポーズを・・・。
それは、身体を後ろに傾け、便座の蓋を背にしてから、一気に両足をM字開脚に・・・・!!
このポーズでは、もしも全裸であれば、顔、胸、陰毛、クリトリス、割れ目、そしてアナルが全てが見られてしまう、最も恥ずかしいポーズです。もう顔どころか首筋まで真っ赤にし、その時を待ちます。
ちょろちょろと肛門の僅かな隙間から液が漏れ始め、もうダメッ!!!
そう思った次の瞬間、個室に響き渡る恐ろしいほど恥ずかしい音!!!
一瞬、強く目を瞑ってしまったのか、目の前が真っ赤に染まり、訳が分からなくなってしまいました。
・・・放心状態の中、ようやく終わったんだと安堵して、いつものようにウォシュレットのスイッチを入れる、途端に口から出てしまったいやらしい声!!
男に触られた時よりも、いきなり強いウォシュレットに襲われた時よりも、はるかに悍ましい感覚と、まさに他人の手で責め嬲られているような被虐感に襲われてしまう。でも、止められないっっ!!
そのままムーブ機能を使い、さらに勢いを強め、排便後、過敏になっていた肛門を責め立てて・・・・・・・
それが、生まれて初めてしてしまったオナニーです。
頭の中では、「これは治療だ」と言い聞かせたかったのは本当ですが、自分を誤魔化すことなど出来ず、認めてしまいました。
もう、オナニーをしない清純、清廉な女性ではなくなってしまった、そんな絶望感に満ちた暗闇に堕ちていく・・・・・・・・
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