タイトルの通りです♪
美人でも臭いのが苦手な方は、飛ばして下さい(笑)
2 理菜の臭い
今日はクローゼットの取手に手錠を回され、バンザイをさせられている。一方、両脚も足枷を嵌められ、長いベルトの部分を首の後ろに回され、強制的に持ち上げられてM字に開かされるように拘束されている。
スーツのパンツとジャケットは既に脱がされ、肩ひもだけの純白のキャミソール、同色のブラジャー、そして黒のパンティストッキングと純白のTバックのみを身に着けていたが、何故か今晩は黒のパンプスを履かされたままだ。
そして、肝心なことがいつもと違っていた。
股間の中心の蜜壺には、何故かまだ何も挿入されていない。乳首の責め具も装着されていない。極太疑似男根や痛みを伴う玩具に慣らされた性感帯は疼いて仕方がないのだが、もちろん自分から求めることなど到底できない。
「あぁぁ・・・はぁ・・はぁ・・・ああ・・・・」
発情した様子の凌辱者は、キャミソールとブラジャーを一気に捲り上げ、胸の谷間に顔を埋めていた。
だが、乳首は責めてこない。抓るどころか、触られることすらない。そんな残酷な焦らしが、いっそう刺激を求めてしまう、
(ち・・・乳首が弱いって・・・知ってるくせに・・・どうして・・・どうしてなの・・・? ううん・・・違う・・・責めて欲しいわけじゃないわ・・・・)
理性と本能が葛藤で揺れ動いていた。
しかし、牡狼は左右のマシュマロを圧迫するように内側へ揉みこみながら、フンフン、クンクンと鼻を鳴らすだけだった。
「ああー、理菜のDカップ、やっぱり汗が溜まるんだなぁ。フェロモン出てる感じがする。」
「そんな・・・・い・・・イヤ・・・です・・・フェロモンって・・・」
「汗臭いって言ってるんだよ。」
「ひっ、酷いわ!」
いきなり下品な嘲りを受けたことで、思わず怒りに身を任せて強い口調で反論し、キッと睨みつけてしまった。
だが、最初は弱気なところも垣間見えた牡狼も、今や全く動じたところを見せない。
「くくく。女の身だしなみもできてないくせに、よくそんなことが言えるな。ココはどうなってるんだ?」
彼は胸元から顔を上げると、薄ら笑いすら浮かべながら上に移動してくる。
鋭い視線が突き刺さったのは、顔の横へ持ち上げられた両方の脇だ。
「ちゃんと言いつけを守ってるんだな。感心、感心。」
「そ、そこっっ! ああっ、見ないでぇぇッッッ!」
理菜は恥ずかしさのあまり、首が折れてしまいそうなほど顔を後ろへ背けた。
一週間前の調教の後から、そこの処理を禁じられていたのだ。
黒ゴマを散りばめたように生えてきたそれを見られるのは、指摘の通り女にとって羞恥の極みだった。しかも、最近は蒸し暑くなってきたため半袖のブラウスを着ることもあるため、うっかりジャケットを脱ぐことすらできない。
そして、最後の仕上げとばかり、昨晩には純白のキャミソールを着用するようメールで指示を受けていたのだった。
「はぁ、はぁ。り、理菜って毛深いんだな。女としてメイクはちゃんとしてるのに、ココの処理をしない気分はどうなんだ?!」
「ど、どうって・・・恥ずかしいに決まってるで・・・ひっっ、イヤぁぁぁッッ!」
左の脇を、獣の舌先がベロリと這い回ったのだ。
「ああー、やっぱり汗の味がする! おい、この黒いのは何だ?!」
「いや、イヤッ、嫌ッ! イヤぁぁぁッッ・・・・」
ニヤニヤしながら顔を覗きこみ、発情した獣のように息を乱しながらもそう囁かれ、気が狂ったように顔をブンブンと左右に振りたくる理菜。
秘密を隠すため、一日中着たままだったジャケットの内側で熟成された汗と牝のフェロモンの香りが、牡狼を発情させているのだろうか。
「答えないのか? じゃあ、こうだな。」
顎を押さえつけられて顔を固定されると、視線の先には一眼レフカメラのレンズが妖しく輝いている。
パシャッ!
「や・・・やめて・・写真は・・・」
「また凄い絵が撮れたな。オマOコのアップと、顔と脇のアップ、もちろん目線なし。どっちを晒して欲しいのか選ぶんだ?」
「・・・・・ど・・・どっちも嫌ですっ!」
「じゃあ言うんだ。この黒いのは?!」
「・・・・・」
暫くの沈黙。しかし、このままではネットに今までの卑猥な画像がアップされ、身の破滅を待つばかりなのだ。
「ああぁぁ・・・わ・・・わ・・・き・・・げ・・・です・・・理菜の・・・腋毛です・・・」
「これからは最初から素直に答えるんだ。まだまだ躾が足りないな。」
「ああぁぁぁっっ・・・・」
今度は右の脇に、鼻を押しつけながら唇ごとむしゃぶりついたのだ。
続いて唾液をたっぷりと載せられた舌腹が押しつけられると、ザラッとした感触を理菜も感じて、余計に惨めさが増してゆく。
べろ、べろ、ベロベロ・・・・
「あ・・・ああ・・・・イヤ・・・もぅ、許して・・・あ・・・あ・・・ああぅう・・・」
しかし、何度も何度も執拗に舐め責められると、くすぐったさに心地よさを掛け合わせたような不思議な感覚に陥ってしまうのは何故だろう。
左右交互に、一〇分以上も脇だけを愛撫され終わる頃には、唇が半開きになり、吐息のような声すら漏らしてしまうようになっていた。
「あぁー、美味しかった。理菜。今度の社内プレゼン、腋毛を伸ばしたままキャミ一枚で前に立ったらどうだ? きっと、みんな楽しんでくれると思うぞ。」
「そ、そんなこと・・・・」
できるわけないじゃないっ! と言い放って馬鹿らしい提案を一喝して睨みつけたいところだったが、そのシーンを想像し、幾人もの社員たちの視線が腋に突き刺さることを思うと、何故か気力が失せてしまう。
すると、彼の舐めるような視線が次に止まったのは、M字に開かれている美脚の中心だ。
「ここも、言いつけ通りにしてるのか?」
「し、知りません!」
そのまま緩みきった顔がどんどん近づいてきた。確かめられると思ったが、少しすると離れていく。
「実は俺、臭いフェチでね。理菜みたいな綺麗な、でも生意気な女の色んなところを嗅ぐのが好きなんだよ。」
「え・・・?」
少しの羞恥を感じつつ、自らの歪んだ性癖をカミングアウトしながら見つめるのは、艶のあるブラックのヒールパンプスを履いた足先だ。
まるで捧げ物でも持つようにそれを脱がされ、フローリングの床にゴロンと転がされる。
理菜の眼には、昨晩のメールを読んで憂鬱になってから、気分転換でネイルした、お気に入りのネイビーブルーのペディキュアが目に入った。
普段は爪先の可愛らしいデコレーションを密かに見るたび、女性としてのテンションが上がった。仕事中はできるだけ女性の部分を出さないようにと心がけているので、隠れているこの部分だけ密かにお洒落を楽しんでいるのだ。
しかし、今やその秘密すら、この飼い主に知られてしまった。
そして、次の瞬間。まるでスローモーションのように、ゆっくりと、顔が近づけられてゆく。
「えっ? えっ?! ちょ、ちょっと・・・嘘・・・嘘でしょう?! やめてッ、本当にやめてぇぇぇぇッッッ!」
そう何度も叫び、必死に訴えても止まらない。顔と黒のパンティストッキングに包まれた爪先との距離は一〇センチ、五センチ、三センチ。
今日も1日ずっと外を歩き回り、しかも暑かった。朝から履きっぱなしの不安定なピンヒールのパンプスに包まれていたそこは――
「うっっ、く、臭えぇっ!」
獣の顔が、明らかに嫌悪で歪んだ。
「イヤぁぁぁあぁあぁぁぁぁぁぁああぁぁッッッ!」
またも、理菜は狂ったように悲鳴をあげ、美貌を振りたくった。そして、とうとう涙も溢れてしまう。
脇を責められたことで芽生え始めた新たな快美の蕾が急速にしぼみ、代わりにおぞましさと恥ずかしさと怒りで満たされる。
毎日のことだから、一日が終わって帰宅した時のそこの臭いは、自分でもわかっていた。
女の美しさとは対局にあり、誰もが隠しておきたいと思っている。その弱みを暴かれたうえ、事実を下品でストレートに『臭い』と罵倒されたのだ。ある意味では、犯されることよりも羞恥と屈辱を感じた。
だが、衝撃はそれだけではなかった。
「ああ、理菜。りなぁぁ。こんなに綺麗な理菜なのに、足はこんなに蒸れて臭いなんてなぁ。会社の連中は誰も知らないだろ? そうそう。あの彼氏は知ってるのか? ああ、臭い、臭いぞぉ。」
恐る恐る爪先を見やると、彼は惚けたような虚ろな表情のまま、鼻がひん曲がるほどそこへ押しつけ、夢中な様子でクンクンと鼻を鳴らしていた。
「ひいぃッッ! き、キモいぃぃぃぃ・・・・」
おぞましさのあまり、思わず本音が溢れ漏れてしまった。
ただ、まるで犬のように夢中に嗅いでいる彼は気にする様子はない。それより、どうにかしてこの責めから逃れようとするのだが、脚はガッチリ押さえられていてビクともしないし、かといって逆の脚で蹴飛ばして怒りを買うわけにもいかない。
せめてもの抵抗とばかりに、指をクネクネと折り曲げることで鼻先から離そうとする。だが、かえって鼻の頭や鼻孔を踏み踏みするようになってしまい、股の部分からは新たな臭気が漂って、変態足フェチを悦ばせることになっていることを、理菜は知らない。
「むおぉ、た、タマらねぇ! こんなんじゃ、理菜のデスクの足もと、プンプン臭ってるだろうなぁ。今度、営業から帰ってきたら、潜り込んで嗅がせてもらうからなぁ!」
「イヤですッ、そんなこと・・・あぁ・・・もぅ、もぅ臭いって言わないで下さいっ! 酷い・・・酷いわ・・・あぁッ!」
「わかった、わかった。じゃあ、もう嗅ぐのは止めてやるよ。」
ビリリッッ・・・・
「えっっ・・・!? ちょ、ちょっと・・・何を・・・・?」
嗅覚で爪先をひとしきり堪能した後、今度は繊維の破れる乾いた音が聞こえた。それに気づいた時には、ネイビーブルーのペディキュアに彩られた足指が全てヌードにされている。そればかりか、蛭のようなピンクの舌が、親指と人差し指の股を這い回っていた。
ペロペロ・・・ペロペロ・・・
「ひぃぃぃぃッッ! 嫌ですッッッ! ああぁぁ、そんなとこ、舐めないでぇぇぇッッ・・・」
「あぁー、理菜。臭いだけじゃない。しょっぱい味がするぞ。可愛いヒールの中は蒸れ蒸れで、こんなに汗かいてるんだなぁ。」
「うううぅぅッッ、イヤッ! もぅ嫌ぁああぁぁぁぁッッ・・・・」
セミロングが乱れて顔が隠れてしまうほどぶんぶんと左右に振りたくって訴えるが、焼け石に水だ。
羞恥の極みだった。女としては、最も知られてはならない臭いの一つなのだから。
だが、牡の野獣は一向に気にしないどころか、嬉しそうに陶酔したまま舌を這わすだけだった。
しかも、全ての股を丁寧に万遍なく舐め終わると、今度は指一本一本を口に含み、愛おしげにしゃぶり始めたのだ。理菜から見えるのは、ネイビーブルーの爪先が口腔へ入ったり、出たりする光景だ。
その様子と牡獣の惚けた表情を見ていると、ふと自分が男根を口で愛撫している時のことを思い出す。
(ああぁぁ・・・わ、私も・・・あんな顔して・・・しゃぶってるの・・・? あんなだらしない顔して・・・ああ、恥ずかしい・・・耐えられない・・・・)
それなのに、だらしなく緩んで牡を誘うような自らの表情を想像すると、身体の中心がズキンと疼くのは何故だろう。
それからは逆足の爪先も臭いを嗅がれ、ストッキングを破られて爪先を舐めしゃぶられた。ひと段落すると、そこから踵、ふくらはぎ、膝の裏側、太腿と徐々に舐め上げられていったのだが、最も疼いている股間の中心に届く直前で、牡狼は顔をあげてしまったのだった。
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