スタートのブザーが鳴らされた。韓国産の牝ブタを押し倒し、跨いで押さえ付ける。しかし……。どうやって、脱がすんだ? こんなもの。だいたい……。韓国産の牝ブタがこんなもの着ている姿、俺は初めて目にしたぞ。この牝ブタにしても、自分で着られたのか怪しいものだ。
チマチョゴリなんて、あと数年もすれば誰も着なくなって、歴史上の衣装になるんだろう? それ以前に、俺は韓国産の牝ブタの裸なんて見たくない。ハッキリ言って、罰ゲームだぞ。
棄権……の二文字が、俺の頭を過ったとき。ヤスとマサが、俺を怒鳴り付ける。
「何しているんだ! 早くしろ!」
「他所の国は、もうオッパイ出しているぞ!」
仕方なく、チマチョゴリに手を伸ばす。しかし……。どうしてよいか、分からない。この紐か? 試しに引っ張ってみたら、逆に硬く結んでしまった。
「馬鹿! 何やっているんだ!」
「急いで解け!」
ヤスとマサの罵声が、背中に響く。しかし……。焦れば焦るほど、思うようにいかない。隣では、ロアンが韓国産の牝ブタを丸裸にした。
「フフフッ。一丁あがり。アオザイに比べれば、楽勝よ」
俺に見せ付けるように、勝利のポーズをとるロアン。
「何をしている!」
「残り三十秒を切ったぞ!」
ヤスとマサの怒鳴り声で、ハッと我に返る。ええい! ままよ! 胸元を両手で掴んだ俺は、思い切って左右に引っ張る。見るに値するようなものではないが、それでも乳房を丸出しに出来た。そこで、終了のブザーが鳴らされた。
よし! 何とか、三ポイントは確保。そう思ったとき……。
「こら、こら!」
ひとりの審判が、俺に駆け寄ってきた。
「ズルは、いかんよ。ズルは……」
「いや。でも……。オッパイ丸出しにしたから、半裸……ってことで」
何とか丸め込もうとした俺だが、審判の態度は変わらない。それどころか……。
「駄目だ! 脱がせていない。よって……。日本チーム。この競技は失格!」
そう叫んで、レッドカードを提示した。そ……、そんな!
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