健司君のお尻に伸びた手を振り払う。それでも唇は重ね合わせたまま、もう片方の手は彼の背中に巻きついている。もう強引なキスではないのだ。彼の唇が離れたと思ったら耳を甘噛みされた。こんなことされて感じるなんて想像も出来なかった。甘噛みしながら、またも囁かれた。楓さん、どうして駄目なの?楓さんのセクシーなワンピース見てさっきからこうなんだよ。抱き合う形になりつつ下半身は密着してなかった。それがお尻を掴まれて彼の股間と私の股間とを密着させられた。堅いものが当たる。もちろんいくら私だってそれが、彼のペニスだとわかった。それでもペニスの実感が沸かなかったのは、私が唯一知るペニスとふた周りも大きさが違ったからだ。主人のは、チーカマくらいの大きさだった。まったく不満はなかった。セックスで気持ち良かったことは無いが、ちゃんと出るものは出たし、そのおかげで娘を授かったのだから。
彼の熱いペニスは特大のズッキーニみたいに太く長かった。 私はまた、困惑して、駄目駄目と言って腰を引こうとするが お尻を掴まれていてそれもできない。甘噛みのせいで、さらに濡れている。クロッチでは汁が吸収しきれていないのがなんとなく感覚でわかる。これがバレたらお終いだ。彼と線を引くならこれが最後のチャンスだ。彼のお尻に伸びた手を引き離し、距離を取った。
駄目よ。健司君、おふざけはこれくらいにしましょう。きっと彼は、引いてくれると思っていた。私は彼の恩人の妻なのだから。本能は残念に思っていても、お互い大人である。
彼の次の行動は想定外だった。
またもギュッと抱きしめられたのだ。さっきより荒々しい。 相変わらず、お高いねぇ。楓さん、先輩の粗チンは有名ですよ。最近じゃどうせ立たないでしょ?楓さんの顔に書いてありますよ、旦那とやってないから欲求不満ですって。さっき車の中でお預けされたワンちゃんみたいに人の顔を舌なめずりして見てたよね。
思わぬ乱暴な言葉にポカンとする。彼は主人に感謝も敬意も払ってないのはわかった。羊の皮をかぶった狼、そんな使い古された言葉が頭に浮かんだ。目の前の男は最低な男なんだ。気が遠くなりかけた。
ところで、楓さん、僕は鼻がとてもいいんですよ。
あった瞬間からわかりました。楓さん午前中オナニーしたでしょ。うーん一回じゃこんなに匂わないな二回はしてるでしょ?
本当に気を失うかと思った。
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