莉緒物語12
岩井はポケットから黒い目隠しを取り出し、それを莉緒に嵌める。視覚を奪われ、
これから何をされるか分らない恐怖に怯える。と、今、責められたばかりの乳首
に、凄まじい痛みが走る!!!
「んんんんんんっっ!!!!」
「もう一つ・・・。」
(いやっっ!!!悪魔っっ!!!)
莉緒は、何とかそれを阻止しようと思ったが、山本に両手を捻り上げられていて
は、どうしようもない。そして、岩井は躊躇(ためら)うことなく、左の乳首に
も、同じ物を挟んでしまう。
再び襲い掛かる激痛!!この時には、息をすることも出来ず、全身を仰け反らせ
た。
莉緒が、乳首に凄まじい痛みを感じたのは事実だった。だが、それが単なる拷問の
ような苦痛ではなかったことを、感じ取っていた。
オナニーをする時、簡単に逝きたくない場合など、何度も絶頂寸前で刺激するのを
中断し、焦らしながらすることがある。そして十分に焦らした後、一気に自分を責
め、絶頂へと登りつめると、頭の中が真っ白になるほどの激しい絶頂に達すること
が出来る。
乳首に何かを挟まれた瞬間、乳首から脳天に突き抜ける凄まじい痛みが走った。そ
の瞬間、脳の神経細胞が激しくショートしたかのように、真っ白な火花が飛び散る
ような光景が見えた。それは、絶頂に達した時に似た感覚だった。
「先生。痛かったか?しかし、激痛は一瞬のこと・・・。もう、最初のような痛み
はないはずだ。それどころか、乳首が激しく疼いているんじゃないのかな?」
岩井の言うように、もはや痛みは薄らいでいた。そして、心臓が鼓動し、血液がド
クッ、ドクッと乳首に流れ込む時、ズキンッ、ズキンッと脈打つような疼きがあっ
た。
「疼いている乳首は、刺激が欲しいはずだ。そうだろう。先生。」
「な・・・何をする・・・気なの?!乱暴は・・・・」
そう、言いかけた時、乳首に挟まれたソレが、ブゥゥゥゥンと低い唸り声を上げな
がら、振動を始める。
「あううぅぅっっ!!!」
振動そのものは、激しいものではなかったが、恐ろしいほど過敏になっていた乳首
には、あまりにも強烈だった。凄まじい快感のようでもあり、痛みでもあるような
感覚に、莉緒は肩を窄め、背中を丸めて逃げようとする。しかし、山本ががっちり
と両手を後ろで掴まえていて、それすら出来ない。そして肩だけではなく、上半
身、全体を使ってうねるような動きをしながら、その刺激に堪える。
「嬉しいよ。先生。そんなにいやらしく身悶えてくれるなんて・・・。しかし、先
生が悶えているビジュアルだけでは物足りない。やっぱり、感じている妖艶な声が
聞きたいね。何しろ、女の上げる快感の声は、男を興奮させる最高の媚薬なんだか
ら・・・。」
「な・・・何をす・・あぐぅぅっっ!!!」
静かな振動だけだった動きから、突如、パルス状の激しい振動に変わる。
「先生、楽しんでくださいよ。」
岩井はそう言うと、この玩具のコントローラーを、莉緒のガーターベルトに挟んで
しまう。
「山本。俺が交代してやるから、たっぷりと先生の身悶える姿を撮影するといい。
勿論、割れ目から溢れるまん汁も、しっかりと撮れよ!後で、今回の記念として、
先生に送ってやりたいから・・・。」
山本は、嬉々としてカメラを取り、莉緒の姿をアングルを変えながら撮る。しか
し、二台の据え置きカメラの位置を考え、先生の姿が隠れないように配慮しなが
ら・・・。
「ああぁっっ!!・・あうぅぅっっ!!・・ううぐぅっっ!!・・うんんんっ
っ!!」
必死に淫らな声をあげまいとする。しかし、連続して振動が起こっているのとは違
い、パルス状の激しい振動には、慣れることができず、まるで電気ショックを受け
たかのように、身体はビクッ!ビクッ!と反応し、声も漏れてしまう。
「先生!綺麗だよ!!」
山本は、シャッターを切りながら、次第に興奮していく。
「切なそうに閉じた目・・・。眉間に寄せる淫ら皺・・・。濡れた半開きの
唇・・・。真っ赤に染まった頬・・・。全てが最高だよ。」
さらに・・・
「もう、自然に身体がうねってしまうんだね。特に、肩を捻るようにして身悶えて
いるところは、先生が『快感に狂わされている!』って感じが、よく出ている!」
(ああぁぁっっ!も・・もう、止めてっ!!感じ過ぎて・・・、気が、変になりそ
う!!)
「山本!おしゃべりしていないで、挟んであるコントローラーをオートにしろ。も
っと、良い絵が撮れるぞ!」
一度はシャッターを切るのを止めた山本が、スイッチが切り替える。
「あああぁぁっっ!!!」
小さく小刻みな振動から、一気に激しい振動へと三秒ほどで到達する。と、突如と
して振動が止まり、その直後、再び小刻みな振動から駆け上っていくように激しい
振動へと移っていく。しかし、それだけではなかった。このローターには、七つの
振動パターンがあり、それがランダムに繰り返される。少し、一つの刺激に慣れた
かと思うと、すぐに新しい振動パターンになり、一時として休ませてもらえない。
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