莉緒物語10
全てを理解した莉緒は、まさに自分が「間抜けな女」だと悟った。
「先生は、まさに教師の鑑(かがみ)だよ。女生徒を守ろうとして、自分の身を犠
牲にしようとしたんだから・・・。それはそれで、立派なのは認めるが、俺達のチ
ンポは、お預けをくらったままなんだ。これだけは、何とか責任を取ってもらわな
いと・・・。」
莉緒は、改めて確認をしようと、岩井に尋ねる。
「オナニーをした後・・・、口だけで・・・・満足してくれるのね。」
「一応は、約束する。しかし、おざなりのオナニーでは困る。俺たちを興奮させる
為のオナニーショーだ。詰まらないオナニーショーなら、何度でもさせる!それ
に・・・。口で・・・とは言ったが、下手糞なら下の口を使わざるをえないかもし
れないな。」
オナニーショーにしても、フェラチオにしても、最低限、こなさなければならない
課題だと、莉緒は理解した。しかし、その全てをビデオで撮られているのだ。例え
ここから出られても、後々、脅迫されて・・・・亜梨沙のような奴隷女に・・・。
莉緒は、恐ろしいシナリオが浮かんだが、それを脳裏から振り払うように、きっぱ
りと言う。
「や・・・やります。精一杯・・・・・。」
「ようやく、その気になってくれたらしい。おい、山本!」
「なんだよ・・・。話は終わったのか?」
山本は、二人の長い話に飽きたのか、生徒会室の隅にある応接セットのソファーに
寝転がり、漫画を読んでいた。
「そのテーブルを持って来い。先生のオナニーショーの開演だ。」
「おぉっ!・・・それは、それは・・・・。」
山本は、嬉々として低いテーブルを、部屋の中央へと運ぶ。さらに、手馴れた様子
で照明の位置を変え、ビデオカメラをセッティングする。全ての準備が整うと、先
ほどまでの仏頂面とは打って変わり、満面の笑みで言う。
「お待たせしました。これが、先生の舞台ですよ。」
莉緒は、一度大きく深呼吸をし、気持ちを落ち着けてから、特性ステージへと上が
った。そして、足を開いて座り、スカートを捲り上げる。
「先生。まずは立って、着ている物を脱いでもらおうか?!どうせ、おっぱいもお
まんこも見られた後なんだ。素っ裸になっても、同じだろう。」
「そうそう。まずは、ストリップから・・・。但し、いやらし~~く、脱いでくだ
さいよ。先生。」
山本は嬉しそうに言う。
「わ・・・分かったわ。あなたたちの・・・言いなりになれば、いいんでしょ。」
莉緒は、彼らの指示通りにすることにした。自分でオナニーをしたとしても、文句
をつけられ、何度も恥ずかしいことをさせられるよりは、マシと考えたのだ。
莉緒は立ち上がり、すでにボタンが外れているブラウスを、スカートから抜き取
る。そして、肩からブラウスを外そうとすると、山本が言う。
「ストップ!その身体を少し捻ったところ・・・。凄くいいよ!」
そう言うと、据え置きのビデオとは別に、デジカメでその様子を撮影する。
次に、ブラウスを脱ぎ、ブラを外そうと手を後ろに回す。すると、また山本がスト
ップをかける。
「いいよ。先生!哀しそうな表情を浮かべながら、おっぱいを突き出している感
じ・・・。最高だ!」
山本は、趣味で写真を撮っているらしく、角度を変えて何度もシャッターを切る。
そのフラッシュが焚かれる度、莉緒は、自分の痴態が切り取られ、ここにいる岩井
と山本だけではなく、不特定多数の人々の前で晒し者にされているような錯覚を覚
える。
ブラを外すと、スカートに手を掛ける。だが、そこでも山本は注文を付ける。
「せっかくだから、スカートを穿いたままで、おっぱいを揉んでもらえま
す?!・・・そう、そう。・・もっと、男に後ろからおっぱいを鷲掴みされている
つもりで、両手で・・・いいよ!先生!!」
興奮しながらシャッターを切る山本。それとは対照的に、莉緒の身体などろくに見
ず、無言のまま莉緒の目を射るように見つめる岩井。
莉緒は、岩井が何を考えているか分からず、恐怖が募っていく。
「先生。次はスカートだけど・・・後ろを向いて・・・。そう。お尻を少し後ろに
突き出すようにして・・・。そうだなぁ・・・お尻をくねらせながら、脱いでくれ
る?!」
すでにショーツは脱がされている。それに、ついさっきまで、四つん這いにさせら
れ、アナルまで丸見えにされていたのだ。この状態で後ろから見られて、おまんこ
を晒すことになっても、本来なら、それほど恥ずかしくないはずだ。しかし、淫ら
なストリップショーをさせられ、その様子をカメラで撮られていると、大勢の男た
ちのいやらしい視線が、割れ目に突き刺さるような気がして、恥ずかしさで胸が押
し潰されるような感覚に襲われる。
こうしてストッキングとガーターベルトだけの裸になると、新たな指示が・・・。
「正面を向いて・・・。さあ。足を開いて・・・!・・・もっとっ!」
山本の口調が、少しきつくなる。
「そう・・・そこまで開いたら、今度は膝を曲げて・・・蟹股(がにまた)になる
んだよ!先生!!」
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