エレナは舐めさせながら、親指から順に反らしていった。反らされた指から順に、
浩介が咥えながら清拭する。
爪先が上がる。今度は足裏への指示である。
浩介は、肩に載っているエレナの足が落ちない様に注意して体を捻り、床と足裏の
隙間に顔を入れる。
舌を出して舐める。この屈辱的な奉仕のやり方が、浩介に異常な興奮を齎してい
た。
「舐め方が遅いわよ。もっとベロベロ早くなさいな。嬉しいんでしょう、お前
は。」エレナの叱責が遥か頭上から聞こえる。
「ごめんなさい、早くします。」浩介はそう返事をして、舐めるペースを上げた。
しかし体勢が悪く、上手くいかない。
その上、いつの間にかエレナの足が、肩から頭に移動してきた。床に横向きに付け
た顔を足裏で固定されている。
「もっと首を捻って、上を向くの。それで舌を出しなさい。」エレナが足下の浩介
を見ながら命令する。
浩介はなおも体を捻った。そして首の間接も、限界になるまで曲げて舌を出した。
「そうそう、あたしが手伝ってあげるわ、フフフ。嬉しいでしょう、あははは。」
エレナが笑いながら、浩介の出した舌に、自分の足裏を擦り付ける。かなり加減が
無い、強い力で擦り付けている。
まるで雑巾で足を拭いているかの様であった。浩介の舌が乾いたら口に入れさせ、
また出させて奉仕を繰り返させる。
エレナは無意識の内に、舐めさせながら踏み付けている足の力が強くなっていた。
浩介は床と足裏に顔を挟まれ、頬が潰れる様な痛みと戦わなければならなかった。
こめかみから頬骨にかけて、激痛が続いている。でもエレナに仕える事は許されな
い。今はご褒美の最中なのだから。
ふいに指の付け根を口に押し付けられる。指の間を舐めろという事なのだろう。
浩介が指の間を舐めていると、エレナが器用にその舌を足指で挟む。痛いが心地良
い感触が、浩介を突き抜けた。
しばらく舐め作業が続く。浩介はこの時間が永遠に続いてくれたらと、心から思っ
ていた。
エレナには浩介の満足度など知る由も無いのだろう。軽蔑した様に見下ろし、淡々
と足の清掃をやらせている。
どのくらいの時間が経過しただろうか、やっと浩介の頭からエレナの足が下ろされ
た。
「いいわ、跪いて。」短くエレナが命じる。
浩介は頭の痛みから解放されて、急いで起き上がって跪いた。
「エレナ様、有難うございました。」すかさずお礼を言う。
浩介の感謝を聞いたエレナだったが、意味深に笑いながら返した。
「まだよ、この奉仕には仕上げがあるの。それはね、ウフフ、お前にはまだ無理か
もしれないわね。」
浩介は床に頭を付けた状態で聞いていたが、この仕上げが何なのかが解らなかっ
た。
ただエレナの意味深な言葉に、浩介はまだ何かしらのご奉仕を許される、という期
待で胸が膨らんでいた。
「エレナ様、仕上げのやり方を教えて下さい、お願いします。」浩介が質問する。
「ウフフ、知りたいのかしら、解ったわ。顔を上げなさいな。」エレナが浩介に言
った。
「はい。」浩介は返事をして頭を上げる。もちろんエレナの組んでいる足に、頭が
当たらない様に注意を払いながらである。
そしてエレナを見た。笑いながら見下ろしている。目の前には舐めたばかりのエレ
ナの足が揺れている。
「お前はまだ口が小さいのよね。仕上げはこの足を、口いっぱいに頬張るのよ。喉
の奥に指が触れたのを確認して終わりなの。」
浩介は絶句した。この大きい足を頬張るのだ。もちろん歯を立てたりしたら怒られ
るだろうし、時間を掛けすぎても駄目だろう。
エレナの足は25cmある。ほっそりと見えるが、それは長さがある為で、幅もそれ
なりにある。
現状の浩介では、指2本で丁度良く、3本咥えるときつくなる。こじいれても4本入
るか否かであった。
それを5本全部と、ましてや喉の奥までだなんて、指の付け根までをも口中に入れ
なければならない。
絶対に無理だった。でもエレナはやれと言っている。一体どうすれば良いのだろ
う。
「フフフ、どうしたの、お前の喉チンコを触って終わりなのよ。やれるのかしら、
奴隷ちゃん、ウフフ。」
虚ろな目をした浩介の鼻を、足指で挟みながらエレナが問う。軽く左右に振り回
す。
エレナの足先で翻弄されながら、浩介は覚悟を決めた。ご主人様が望んでおられる
のだ。
たとえ体の一部を失う事があっても、エレナの要求は無視できるものでは無いのだ
った。
対応を辞退した途端に、このエレナから受ける足先での弄びも、一生涯に渡って終
わってしまうであろう。
「できないかもしれませんが、挑戦させて下さい。無理にでもこじ入れられたいで
す。」浩介はそう答える。
浩介はエレナを見た。女神は笑っている。自分の返事に満足してくれたのだろう
か、優しい目を向けてくれていた。
鼻を摘んでいるエレナの足が、そのまま上にずれて、浩介の顔をやんわりと踏ん
だ。
浩介の顔はエレナの足に隠れ、殆どが見えなくなっている。
幅は僅かに両頬の端が出ているが、長さは土踏まずから先の部分で、十分足りる程
度しかなかった。
そしてエレナは軽く踏み躙りながら、静かに語りかける様に浩介に言った。
「あたしの足は、お前の顔より大きいのよ。それでもやりたいのかしら。絶対に無
理だと思うわよ。」
エレナの言葉は尤もだった。物理的に無理なのだし、やる気だけではどうにもなら
ないのだから。
浩介もそれは解っていたが、拒否できないエレナの命令なのだ。出来る訳が無くて
も、やらなくてはいけないのだ。
若干の沈黙の後で、浩介が覚悟を決めて話した。
「で、でもエレナ様がお決めになった仕上げなので、僕は出来る様にしたいんで
す。出来る様になりたいです。」
浩介は勢いで言っているのでは無かった。エレナに忠実でいたいという気持ちしか
持っていないのだ。
エレナは足先を浩介の口元へ向けた。無理であるのを解らせるつもりで、敢えてや
らせてみる。
「ほら、自分で入れてごらんなさいな。ウフフ、歯が当たらない様に注意するの
よ。」
エレナが笑いながら命じる。
エレナはもし浩介ができなかったとしても、叱らないで許すつもりでいた。
ただ足元に居る哀れな奴隷が、無理を承知で仕えようとしているのを目の当たりに
し、どこまでやれるのか試したかった。
「はい、有難うございます。失礼します。」
浩介はそう返事を返し、すぐにエレナの足先を頬張った。
だがどうしても指全部を口の中に入れる事ができない。浩介はこれ以上開かないく
らいに口を開き、エレナの足先を口中に誘導する。
自分の手で口を横に開き、何とか全ての足指を入れようとするが、小指がどうして
も入りきれない。
大きく足を組んだ女神の前で跪き、差し出された足先を、手を膝に乗せたまま一生
懸命
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