浩介は青くなって前に跪く。まだ罰も終わっていないのだった。頭を擦り付け謝っ
た。
「フン、立ちなさい。ズボンとパンツを脱ぐのよ。早くなさいな。」矢継ぎ早にエ
レナの命令が下る。
浩介はエレナの目の前に晒すのは恥ずかしかったが、命令には背けない。仕方なく
顔を赤らめながらも、エレナの前に立った。
「何よお前、怒られてんのに起ってんじゃない。これから罰を受けるのよ、解って
るの。」
エレナは靴先で浩介を弄りながら、意地悪く言った。
浩介はエレナに構われている時は、殆ど勃起している。どうしてもそうなってしま
うのだった。
「手は後ろに組んで、腰を前に出して。」厳しい目を浩介に向けて、エレナが命じ
る。
「はい。」浩介は返事をして、言い付け通りの体勢をとった。何をされるのか不安
で堪らない。
次の瞬間、凄まじい痛みが浩介の下腹部を襲った。
「ホォウッ。」悲鳴に近い声を上げて浩介が床に転げ落ちた。
エレナは笑っていた。浩介の下腹部をエレナが強く蹴り上げたのだった。
「あははは、まだまだよ。体に教えて上げるわ。ほら、同じ体勢になるのよ。早く
おし。」
足元に崩れた浩介の頭を蹴りながら、エレナが笑いながら命じた。
浩介はあまりの激痛に動けないでいた。しかしまた時間を掛けてエレナの機嫌を損
ねると、どういう目に合うか想像できない。
やっとの思いで立ち上がり、同じ体勢をとる。
「次は倒れたら許さないわよ、フフフ、おらぁ。」さっきよりも強い一撃が浩介を
襲った。
「ハァウッ。」浩介は倒れる事が出来ない。股を閉じて必死に我慢していた。
それでもエレナは股を開く様に命じ、次々と蹴り上げてくる。もう我慢ができな
い。とうとう浩介は倒れてしまった。
「倒れたら許さないって言ったでしょう。どうして聞けないの。」エレナが立ち上
がる。
そして倒れて蹲っている浩介の鳩尾に渾身のキックを見舞う。なおも丸まった浩介
の体を蹴り続けた。
浩介は意識が朦朧としてきた。殺されるかもしれないと感じていた。
エレナは今回の罰では、体罰を止めてあげようと一旦は決めていた。
しかしジョギング以降の浩介に、まだまだ躾が足らないと思い、考え直したのだっ
た。
服で隠れる部分に的を絞って、痛め付けるつもりだった。当然学校は休ませないで
行かせる。
「ほら、もう一度立ちなさい。」エレナが命じる。
浩介は立っているエレナの足元に畏まり、謝罪の言葉を繰り返した。「エレナ様、
もう許して下さい。ごめんなさい、ご、ごめんなさい。」
その浩介の背中に足を載せエレナが言い放った。
「お前、何で言葉しゃべってんのよ、お前に言葉が許されるのは、あたしが質問し
た時だけよ。あとは返事と感謝以外認めてないのよ。」
蹴り付けながら立つのを急かす。
浩介は立ち上がった。痛くて涙で顔がグシャグシャになっている。
立たせた浩介にエレナが蹴りを見舞う。脇腹、太もも、腰、背中、そして下腹部
へ、容赦の無い衝撃が繰り返された。
「ほら、ちんちん蹴って下さいって頼みなさいな。」無慈悲な命令をエレナがす
る。
浩介は口をパクパクさせるだけで、言葉も話せなくなっていた。
そして最後に、助走を付けた蹴りが、浩介の下腹部をまともにヒットしたのだっ
た。
浩介は糸の切れた人形の様に崩れ落ちた。肩で息をしている。動く気力は無さそう
だった。
エレナは浩介の肩を蹴って仰向けにして顔を覗き込んだ。目は虚ろだが意識はあり
そうだった。
シューズのまま、まともに顔を踏み付け、軽く踏み躙った。
「許してほしいのなら舐めるのよ。」エレナが命じる。
浩介は舌を出して、エレナのシューズの裏を舐め始める。ゴムの味しかしなかった
が、無我夢中で舐めた。
シューズ越しに浩介の屈服を感じ取ったエレナは、同じ様に反対側も舐めさせた。
エレナはソファーに座り、足元をシューズで叩いて言った。「這っておいで、ここ
まで。」
言い付けに浩介が従う。跪こうとしたが、下腹部と太ももが痺れていて、土下座の
姿勢がとれない。
横向きに寝ている格好しかとれなかった。それでも床に頭を擦り付けた後、両手で
上体を起こしてエレナを見た。
「脱がして、口でよ。」組んだ上の方の足を、浩介の口元に突き付ける。
「はい。」浩介は踵の部分を噛んでずらし、つま先部分を咥えてうまく脱がした。
シューズの材質が布地だった事もあり、歯を立ててもキズにならなかったので、噛
んで力を入れられたのが幸いした。
「靴下もよ。」エレナの命令に、シューズと同じ手順で脱がした。スニーカーソッ
クスだったから比較的簡単だった。
「靴下臭いかしら、フフフ。」エレナの言葉に浩介は、咥えていたソックスを床に
置き、鼻を付けて大きく息を吸った。
爪先部分、足裏部分、どこにも匂いは無い。新品の匂いしか無かった。
「いいえ、何も匂いません。新しい商品の匂いしかしません。」浩介が素直に答え
た。
「あははは、匂いしないの、残念だわね、フフフ。いっぱい走ってきたのにね。汗
も竪いたのに不思議だわ、ウフフ。」
浩介の顔の前で、エレナが素足を揺らしながら笑う。
浩介は服従のキスをリクエストしたかった。だが最後に靴の裏を舐めた時にも、許
すとは言われていない。
「舐めさせて下さいは、ウフフ。」
そうしたいと思っていた浩介の頭上から、エレナの有り難い言葉が聞こえた。
「エレナ様、おみ足を舐めさせて下さい。」信じられないご褒美だったが、すぐに
浩介は答えを返した。
「いいわ、舐めさしてあげる。味が濃くて美味しいわよ。隅々まで綺麗にしなさい
な。浩介、丁寧に舐めるのよ。」
エレナの許しが出た。浩介は舌をいっぱいに伸ばして、足裏に顔を擦り付けた。
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