「ヒィー、その通りでした、ごめんなさい、エレナ様。好きに扱っていいです
ぅ。」
浩介はもうエレナに従うしか道は無いと悟った。もはやエレナに運命を決めて貰う
しか無いと考えた。
「いいのね、じゃあ最初に目を潰すわよ。横になって。」エレナが淡々と言った。
「はい。」覚悟を決めた浩介がすぐに従う。
「それといいものがあるわよ、これを付けなさい。」エレナがケースの中から取り
出して、浩介に渡した。
それは男性器への装着具であった。内側に鋲が打ってある。勃起するとその鋲が、
刺さる仕組みになっている器具だった。
浩介はエレナに教わりながら、血の気が引く思いで装着する。
そしてエレナの足元に顔がくる様に仰向けになった。ベッドと平行に寝かされてい
た。
「フフフ、さあいくわよ、覚悟はいいわね。」無慈悲なエレナの言葉が部屋中に響
いた。
浩介は怖くて返事もできない。覚悟を決めて目を閉じる。瞬間顔面に荷重が載っ
た。
エレナが浩介の額に右、鼻から口にかけて左、それぞれ両足を顔に載せたのだっ
た。
「目を開けなさい。最後だからあたしの足の裏を目に焼き付けなさいな。フフフ、
あたしって優しいでしょう。」
エレナが含み笑いをしながら浩介に言った。
「ふぁい。」口を足で塞がれている浩介が辛うじて返事をした。
浩介は目を開け、エレナの足裏を見た。最後かもしれないと思うと涙で霞む。しか
し一生懸命に見詰めた。
指は長くほっそりしている。やや赤味を帯びた足指の付け根から真っ白な土踏まず
のラインは、まるで芸術品の様だ。
浩介は今迄も、そして今後もこの足裏の下で生きていかなければならない。確かに
見るのは最後になるかもしれなかった。
僅かだが足裏からエレナの匂いがする。浩介は視覚と嗅覚をフル回転させ、全身全
霊を掛けて忘れまいと努力していた。
エレナが土踏まずで、浩介の鼻を揉む様に踏んでくれた。エレナの匂いが、ダイレ
クトに浩介の脳に届いた。下腹部が固くなり始めた。
なおもエレナは浩介の顔を、両足を使って嬲る。唇を割って足指が進入し、歯列を
なぞった。堪らずに浩介が口を開けた。
浩介の口の中でエレナの足指が踊っている。浩介の舌を探しているみたいである。
そして舌を挟み、引き出そうとしている。
浩介は興奮を抑えきれない。このままでは射精も時間の問題である。また罰を受け
てしまうかもしれなかった。
その時エレナの片足が、浩介の男根を軽く蹴った。口中の足はそのままである。
「ギャー、ウゥー、許ひて、く、だ、さひぃ、うぅぅ。」浩介はきちんと言ったつ
もりだったが、突っ込まれた足のせいで、言葉にならない。
装着具の鋲が刺さってしまっていた。その痛さは浩介が経験した今迄のものとは違
っていた。
「うるさいわね、さあ、これからが本番よ。絶対に目を閉じちゃ駄目よ、フフ
フ。」言ったあとエレナは、信じられない行動をする。
エレナは浩介の口から足を抜き、ツバまみれの足指で眼球を触ろうとした。
たまらずに浩介が瞼を閉じるが、かまわずに隙間から足指をこじ入れたのだった。
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