浩介は覚悟を決めて言った。目からは涙が溢れ出していた。
「自由にしていいと言ったのは嘘ではありません。でも目が見えなくなると、エレ
ナ様のお役に立てなくなるかもしれません。そんな僕
でも、それでも、ずっと、ずっと側に置いてもらえますか。僕はエレナ様に構われ
るのだったら、体がどうなっても構いません。」
エレナはこの答えを予想していた。従順な対応をする浩介だから、絶対に拒まない
と思っていた。
「あははは、何言ってるの、お前は。それはあたしの自由でしょう。飽きたら棄て
るわよ、フフフ。あたしに命令してるのかしら。」
意地悪な答えをエレナがした。そして続ける。
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