エレナの足は長く、ベッドから投げ出された足裏も、床にまで届く長さだ。清拭以
外に勝手に触る事は許されない。
浩介がいくら這い蹲ってみても、床との間に顔が入る隙間が無かった。早くしない
と叱られる。浩介は焦った。
「そのまま床に寝てごらん。」エレナが指示を出してくれた。
「はい。」浩介は返事をし、言い付け通り床に仰向けになる。
エレナは拭かせていた方と反対の、まだ汚れている方の足を、浩介の顔の上に載せ
た。
「口で綺麗にしなさいな、フフフ、チンチン触ってもいいわよ。心残りの無い様に
扱きなさい。何回逝ってもいいわよ、ほら、舐めて。」
思いがけないエレナの言葉だった。浩介は夢中で顔の上にあるエレナの足に吸い付
く。
「有難うございます、エレナ様。もう逝きます、うっくっく。」早くも1回目、都
合7回目の射精が終わる。
「フフフ、もうなの、少しは我慢なさいな。」そう言いながらエレナは、顔の上の
足を浩介の股間に伸ばし、噴出した精子を拭う。
精子の付いた足裏で再び浩介の顔を踏む。「舐めるのよ。自分のだからちゃんと始
末するの。」エレナが命じる。
浩介の股間と顔に、エレナの足が何回も往復する。全てを舐め取らせるつもりだ。
エレナは足を少しずつ移動させている。踵、土踏まず、爪先、指の間を順に舐めさ
せ、舌を出させたままで、足裏を擦り付ける。
ゴリッゴリッと顔を踏まれる。エレナはさほど力を入れてなくても、浩介は今まで
の調教のせいで普通の体ではない。
浩介は気の遠くなる様な痛みと恐怖に体を振るわせていた。だがその痛みの元がエ
レナだと考えると下半身は硬直した。
激しく手で男根を扱く。皮が剥けてヒリヒリしていたが、快感の方が勝り、気にな
らなくなっていた。
踵で腫れた唇を踏まれ、足裏全体で浩介の顔が覆われた。痛いし圧迫されて息もで
きない。窒息死してしまうかもしれない。
エレナは足を上げてくれない。それどころか左右に捻り、さらに密着させようとし
ている。
浩介は苦しさと快楽の狭間で喘いでいる。
「お前を生かすも殺すもあたしの自由よ、受け入れるなら出しなさい。ほら、逝っ
てみなさいな。」言いながらエレナが顔を踏み躙る。
痙攣しながら浩介は8回目の射精をしてしまった。
逝った後も震えている。女神が許してくれた射精を、何回も味わいたいのだ。
エレナは顔を踏んだままだ。浩介はまだ扱く手を、動かし続けている。
男根は萎える様子が無い。暗い部屋でもはっきりと勃起しているのが見える。
エレナは足の下の浩介が、断末魔の喘ぎをしているのが解っていた。一生懸命に自
分の足裏へ、慈悲をお願いしている。
浩介にとって、エレナの足裏が2人の接点だという意味は、これだったのかもしれ
ない。そう思える行為だった。
エレナは足裏がかなり熱くなって気持ちが悪い。早くもう一度逝かせて終わらせよ
うと考えていた。
「あたしの為に死ぬのよ、気が向いたら助けてあげるわ。あたしの為に死になさい
な。」エレナがなおも足に力を入れた。
踏み付けてから、1分以上は経過していた。
今度の浩介の痙攣は凄まじかった。射精したのはもちろんだが、体が床から浮い
て、何回もバウンドしていた。
エレナはやっと浩介の顔から足を上げる。そしてもう一度強く浩介の顔を、足裏で
踏み躙る。
「ヒュー、エレナ様ぁ。」やっと息を吸い込めた途端、また足裏で呼吸が塞がれ
た。
エレナが足を上げる度に、浩介が謝罪と感謝の言葉を繰り返す。言おうとすると踏
まれたり、踏んで途中で遮ったりされていた。
やっと永い永い踏み付けが終わる。浩介は堪らずに咳き込んだ。だがすぐにお礼を
言わないと叱られる。
跪きエレナにお礼を言った。都合9回も搾り出された計算だった。
エレナは浩介の精子を一通り足に付けて、舌で舐めさせた。その後タオルで丁寧に
足を拭かせ、両足の裏にキスをさせた。
浩介の股間もタオルで始末させて、エレナはまた浩介の頭を股間に挟む。目隠しは
もうしていない。
「さあ、仕上げよ、激しくしないで優しくするのよ。」そう言ってエレナは目を瞑
る。
「はい、有難うございます。」答えて浩介は、ご奉仕を開始した。
アナルを優しく啜る。エレナがアナルを開いてくれる。少しだけ舌を入れた。その
舌をアナルが絞った。
しばらく続けている途中に、何回かガスを浴びたが、当然の様に吸い込み、匂いを
漏らさない。
エレナの寝息が聞こえた。試しに強くアナルを啜ってみたが、反応が無かった。エ
レナは寝てくれたのだった。
浩介は番犬の様な気分だった。エレナを守る。エレナの傍を離れたくなかった。
そっとベッドから降り、床に正座してお礼を言った。エレナを起こさない様に細心
の注意を払った。
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