それは、まったくもって唐突にあらわれた。
金曜日。今日のバイトは居酒屋だから、夕方から深夜にかけて。だから、午前中には溜まった洗濯物を片付けるつもりだった。洗濯機をまわすあいだ、なにを見るでもなしにテレビを付けた。
画面右下隅に、四角い枠で別画面が映ってる。最初は出演者の顔かと思った。
近づいてよくみてみると、マンコだった。
おいおいおい!
こんな日も高いうちから!?な、なんで!?
別のチャンネルにしてみる。教育テレビも国営放送も、民間の局もBSも、すべてのチャンネルでマンコが映ってる。
これは、いまテレビを見ている全国民が見ているわけだ。深夜枠で成年指定じゃない。
何がおきたのかわからず、国営放送にかえてみる。ふと画面が切り替わり、分娩台に固定されている妻が映った。
緑色の手術着をきせられ、頭にはビニールのキャップをかぶせられている。
呼吸が深い。汗が見える。
テロップで、なにがおきたかわかった。
早朝に産気づき、病院に運び込まれる。
出産は、子づくり教室の最大の見せ場。いわば終着点。これは、今から子供を産むすべての国民が見るべき。との首相の独断により、すべての局で完全生中継する事となった。
ただ、その瞬間までは普段の番組を流し、出てくるシーンはすべての国民が平等に見れるよう、中継をおこなう。
医師や看護婦が、ときおり確認のために妻に近づく。
その中の一人が、メスをもって近づいた。おもむろに胸のあたりでメスを使い、両胸がみえるように術着をくりぬいた。
看護婦がマンコのあたりで何かをしているが、このアングルじゃ見えない・・・。チャンネルをかえると、マンコが泡だらけになっている。
剃毛されている・・・。
ツルツルのマンコに、卑猥な豆が飛び出している。小さな枠画面とはいえ、画面いっぱいにアップでうつるマンコは、かなり卑猥だ。指があらわれて、ひらいたりビラビラをひっぱったりしている。
奥までよく見える。
国営放送にきりかえると、股間にカメラがくっつくくらいに接近していて、看護婦が指で広げていた。
これも教育なのか?
医師らしき人物が、胸を揉みしだく。妊娠してから、2カップ分ほど大きくなったのだろうか。乳首は黒ずみ、かなり乳輪がおおきい。
母乳がでてきた。
それも、医師が揉めば揉むほど、噴水のようにピューピューと。
「ですぎだなぁ。しばらく止めとくか」
なんと、輪ゴムを取り出して乳首にまいていく。強制的に勃起させられた乳首からは、じわーっと母乳が染みている。
顔を真っ赤にして耐えている妻。
俺がそばについていてやるから。ここでみていてやるから。
そんなこと言いながら、シコッてる俺。
最低だ。
「おい、子宮口どれくらい開いた?」
「今からカメラ入れます。」
分娩室のモニターに、ぼやけた映像が映る。看護婦がなにか持っている。棒?
チャンネルをかえると、ツルツルのマンコにバイブのかたちをしたカメラが挿入されるシーンだった。なんどもぐちゃぐちゃと音をさせて前後に動かす。
「こらこら(笑)ちゃんと奥まで入れて固定しろよ」
あきらかに看護婦と医師が遊んでる。
「うーん、まだだなぁ。よし、カメラそのままで。固定しといて。じゃ、待機室にいるから。モニターを待機室でみれるようにしといて。」
医師がそれだけ指示すると、看護婦がバイブ型カメラを固定してスイッチを入れた。
ヴィン ヴィン ヴィン・・・。
静かな分娩室に、バイブのうなり声が響く。モーターにあわせて、ぬぷぬぷと水音もする。
全体を映す局は国営放送だけで、あとの民放では、マンコに突き刺さったバイブがうねってる画面だけが流されている。
いったい、この国で今、オナニーしている人口が、どれだけいるだろうか。俺の妻でイッてる他人が、何人いるんだろうか?何百?何千?何万?
垂れ流される精液が、すべて妻にぶっかけられたら・・・。
頭がおかしくなりそうだ。
2時間ほど、ずっとみていた。
普通の番組が流れるなかで、卑猥なマンコも一緒に映る。
国営放送のほうで動きがあった。ちょうど民放をみていたのだが、ふいにバイブがぬかれた。すっぽりと開いた穴が、ぬめぬめと動いている。何かあったのかとチャンネルをかえると、医師が浣腸器を妻の肛門にさしていたところだった。
「出産中にいきんで、どっちとも出されたら嫌なんでね。」
1リットルほど注入すると、栓をした。
「5分はかって。」
看護婦が時計をみて何かを記入していく。
5分後。
あえて私は民放チャンネルにあわせた。
案の定、噴出する汚物を体にかけられるような錯覚をうけるくらいに、画面が茶色に染まった。
国営放送にうつすと、バケツにでた汚物を処理している看護婦がいた。
カメラもきちんとふいていた。
急に機械がさわがしい音を出しはじめた。
警報。
医師や看護婦が増えた。妻は、さるぐつわをされ棒につかまらされている。
いよいよだ。
んー!んぐぅーっ!ぐぅーっ!
苦しそうな顔でうめく妻。
医師たちは冷静に、器具を並べていく。看護婦が妻の顔の横にたち、汗を拭き、声をかける。
民放にかえてみると、すべてのチャンネルが国営放送と同じ放送になっていた。
医師がマンコに指を入れて子宮口をじかに確認している。どうやら、もう出てくるようだ。
あ、頭が出てきた・・・。画面切り替えボタンを押すと、アングルがかわる。股間のほうからみると、、、あんなにマンコが広がって・・・。
ズルンッという感じで、一気に出てきた。
へその緒の処置をして、赤ちゃんがつれていかれる。看護婦が体重を読み上げている。
「男の子ですよ~」
「おぉ~」
お祝い的なムードのなか、医師の一人が焦っている。
「胎盤がでてこない。かきだすしかない。」
「よし、じゃ今すぐのほうがいい」
なんのためらいもなく、手袋をした手がマンコにつっこまれる。子宮口があいているうちに、ひっぱりだすつもりらしい。
妻が目をむいて頭を振り乱した。
胎盤がでてくるときに、噴水もとびだした。
「潮までふいてらぁ」
医師たちがあざけり笑っている。
ピクピクする体に、術後の処置をして、乳首の輪ゴムをとった。母乳が潮のように吹いていた。
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