携帯の小さな画面に、妻が映る。この3週間は、一切脱いだりせず、受精の仕組みや細胞分裂など、教育番組らしい内容だった。ゲストとして招かれた大学教授や専門家、産婦人科医が、妊娠初期のお腹の様子などをかたっているだけだった。
テレビを破壊してしまったため、もう見ずにすむとおもったのに、毎週かならずこの時間に妻を見る。仕事は、庶務課にうつされてしまった。戦力外通告、クビの皮一枚で、ただ通勤しているだけだ。
精子バンクには、玄関先で帰るはめになった。
「12センチ以下の性器の男性お断わり」
仕方なく、会社のトイレで1人で処理した。
4週たった。
「こんばんは。子作り教室の時間です」
あれ?スタジオじゃない・・・。
「今日は、マンネリ対策として、セックスの別の形を紹介したいと思います。セックスとは、ただ穴にいれて射精するだけではないのです。性体験豊富なことは、人生の幅を広げる、趣味にもつながります。」
・・・。
「今日は、妊娠1ヶ月をすぎて産婦人科からも許可が出たので、セックス以外の性体験実習に移ります。」
画面に、特大の注射器とバケツがあらわれる。妻は服を脱がされ、椅子に固定される。尻を突き出して、後ろ手に縛られる。
「女性には、まんこと口のほかに、もうひとつ、男性を気持ち良くさせることができる穴があります。それが、おしりの穴です。アナルともいいますが、好きな呼び方で結構です。しかし、まずアナルを使う前には、うんこの処理が大事です。今日は、アナルセックスを最初から最後までご紹介します。」
アシスタントがでてくる。なんと女性だ。注射器に透明の液体をいれ、尻穴に差し込む。
「まず浣腸で、汚物を取りのぞきます。イチヂク浣腸は薬局にもありますが、プレイとして浣腸器や注射器でもかまいません。今日は、3リットルほどいれてみます。」
楽に1本入った。まったくモザイクもないから、アナルがひくつくのもわかるし、シワの数も・・・。
「も、もう一本いれてみます」
顔が苦痛に歪みはじめた。
「み、みえますでしょうか・・・。ケツ穴が、ひ、ひくひくしてます。か、かなりきついですが、ここはガマンをうぐっ!」
アシスタントが容赦なく3本目を注入しはじめた。しっかり最後まで入れて、拳くらいあるアナルプラグを強引にねじ込む。
「も、もう、限界です。3リットルは、かなり上級者むけですので、きっちり栓をしましょう。」
顔面蒼白な妻がそこまでいうと、固定してあった縄が解かれ、床におろされた。バケツにまたがるようにしゃがみこみ、、、
「ここからは、2画面放送に切り替わります。」
画面がふたつにわかれ、真剣な顔の妻のアップと、バケツの底に置かれた小型カメラの画像に切り替わった。ゆっくり、じわじわとアナルプラグが動いている。苦悶の表情の妻が、りきむたびに、尻穴のまわりがうごき・・・。
ぶばっ・・・。ぶりりりっ!ぶしゃ・・・。
バケツのなかに汚物がまき散らかされる。まるで、顔面に飛んでくるような大迫力で。右の画面は汚物に塗れて茶色一色になってしまった。
妻の顔が真っ赤になっている。それは、何万人もの視聴者のまえで脱糞した快楽からか?恥辱からか?
よつんばいにされ、カメラが後ろから近づく。まぁるく開いた穴は、尻穴とは思えないくらいぽっかりとあいていて・・・。
ふいに、白い手術用ゴム手袋のようなものをした手が現れた。
なめらかで、つやつやした表面には、ローションが塗ってあるのだろうか。
なんのためらいもなく、すぼめられた手が半分までアナルに突き刺さった。ぐりぐりとえぐりながら、ゆっくり入っていく。ときたま画面に見える長い髪からして、さっきのアシスタントさんかもしれない。
妻のアナウンスが入る。
「しっかり中身を出したあとは、手が届く範囲でかき出してもらいましょ、、、うぁぁっ・・・。も、もうむりっ!」
顔こそ見えないものの、背中がブルブル震えている。
アシスタントさんの手が、すっぽりとアナルに隠れてしまった。ぐりっとひねるたびに、体がビクンと跳ねた。何回か繰り返し、またゆっくり抜かれた。
支えを失った人形のように、妻のからだが前に倒れこんだ。
番組がおわった。
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