契約彼女5‐4
本当は色んなことを整理しなければいけない気がする。
でも、一度火が点いてしまった性欲は抑えることが出来ない。
男とはそう言う生き物だ。
「先輩っ……はん……」
「ふぁ……ん……」
横になる俺の胸板で顔を寄せ合う友恵と美佳。
二枚の舌が犇めき合い、贅沢な快感を覚えさせる。
互いに恥じらっているのか、本性はまだ出していない。
だがその鬱憤を晴らすように、快活に舌を動かしていた。
右では友恵が乳首を弾いたかと思えば、左では美佳が甘えるように吸い付いてくる。
「いつもと違うな」
俺の台詞に、二人とも顔を赤らめる。
それぞれ自分に投げ掛けられたと思っている。
しかし俺は、二人に言ったのだった。
「二人とも四つん這いになって」
身を起こして指示を下すと、二人は従順に従った。
炬燵机の方に顔を向け、彼女達の前に立つ俺の前に、ベッドの上で四肢を付く。
全裸の彼女達と、下着姿の俺。
テントを張った股間に、恥ずかしそうにしながら視線を送っている。
「そろそろ本性を見てもらおうか」
友恵の髪を撫で、パソコンデスクの引き出しからそれを取り出した。
薄暗い部屋に異様な光を放つそれを見た美佳は、一体何を思っただろう。
「っ……ぁっ……」
首元を這う冷たさに、友恵は小さく声を洩らした。
「……ほら」
「はあっ……はい……」
誇示するように突き出した股間に頬擦りを始める友恵。
口を使って下着を膝の辺りまで引き下ろすと、俺は続きを自分で取り去った。
俺はベッドの上に立ってないので、彼女はそれ以上下ろせなかったからだ。
フローリングの上に立つ俺の肉棒は、ベッドの上で四つん這いになっている彼女達の顔の前で逞しい反り返りを見せていた。
その裏筋を、友恵は頬で撫でていく。
その行為は一際俺の支配欲を満たしていった。
「おねだりは?」
俺の声に、友恵は瞳を潤ませる。
「ご、ご主人さ、まの……ち……ち、チ○ポを、舐めさせてください」
言った後、友恵の顔は耳まで赤く染まっていた。
美佳は、驚きよりも羨望の滲む眼差しで友恵を見ている。
「美佳」
「はい……」
待ってましたと言わんばかりに返事をする美佳。
「友恵と同じようにして、何時ものようにおねだりしてみろ」
「はい……」
え? と驚く友恵を他所に、美佳は陰茎に頬を寄せた。
※元投稿はこちら >>