契約彼女2‐4
膝を抱えるように折り曲げた脚をもぞもぞと擦り合わせる友恵。
顔を俯けて、それでも瞳には被虐に染まる女優の悦楽を焼き付けているようだった。
シーンは次へ移行し、夜に設定された暗い教室の中が映し出されている。
首輪に繋がれた鎖を引かれ、全裸の女優が四つん這いで引きずり回されていた。
尻尾をイメージしてか、アナルに突き刺さったバイブが卑猥な扇動を繰り返し、ペットの悶絶と折り重なって妖しげな音色を奏でている。
様々な角度から散歩に喘ぐペットの姿が映し出され、暫くすると主人役の男優が仁王立ちなった。
お手、オカワリ、ちんちん等を披露した後には、放り投げられた消ゴムを犬さながらの動きで拾ってくるという芸もみせてくれた。
「どうした?」
友恵が俺の顔を覗き込んでくる。
パソコンからの光が瞳に写り込み、ゆらゆらと揺れていた。
彼女は何か言おうとして、しかし何も言わずに顔を下へ向ける。
そんな可愛い仕草が俺の加虐願望を煽り立てた。
横目にパソコンを見る友恵。
そこには、既に下着だけとなった主人の股間に頬を押し付けるペットの姿があった。
根っからのマゾなのか演技が上手いのか、女優の目は溢れ出る服従心を滲ませながら見上げるようにカメラを見つめている。
「今の友恵も、あんな顔してるよ」
「ゃ……」
耳元で囁くと、友恵の体は大袈裟に震え上がった。
「友恵にも首輪つけてあげようか?」
「んんっ……」
吐息は洩らすも否定はしない友恵。
「はあぁっ……ぁん……」
耳を甘噛みしながら、ショッキングピンクのTシャツの裾に手を潜り込ませる。
一直線に上へと向かわせ、ブラを押し上げる。
特に抵抗する様子を見せない友恵は、為されるがままにその身を委ねた。
「ほら、しっかり見て」
「ぁ……はぃ」
そう指摘された友恵は、虚空に向かいかけた視線をパソコンに戻す。
イスに座った主人の下着を口を使って剥ぎ取ったペットは、その口元に寄せられた右足を舐め回している。
惜し気もなく音を立て、舌の腹で足裏を往復し、指をくわえて首を振る。
絶え間なく注がれる視線は主人の顔色を窺うようにカメラを見続けていた。
「ペットはああやって機嫌を取らないと、チ○ポを舐めさせてもらえないんだよ」
自分の都合のいい解釈を、まるで洗脳するように友恵の耳へと囁きかける。
耳に触れた空気の振動に、彼女は背筋を震え上がらせていた。
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