家に向かう帰り道。
二人は、人気も少ない、24時間営業のスーパーに立ち寄った。
明日の食事に使う、少なめな食材の買い出し。
『明日は何作りましょうか♪』
『ご主人様は、これ、食べれます?』
『この調味料、ご主人様の家に残ってましたよね♪』
…端から見れば、とても仲の良い、普通の彼氏彼女に見えるだろう。
事実、人気のある場所では、そんなそぶりは一切見せない。
人目があれば、可愛らしい彼氏彼女で居られる。
…。
でも、ここに確かに存在する、
人には見せない、二人だけの時間、二人だけの、淫らな関係…。
ご主人様と淫乱Mメイド…。
…。
誰が見ても、とてもそうだとは思えないだろう。
爽やかに買い物をする、誰もが羨むような、普通の恋人同士。
小柄で可愛らしく、大きな瞳を輝かせている、この清楚な彼女が、
これから数時間後、イヤラシイ、性の奴隷へと変貌する。
…。
それを知っているのは、世界で唯一人、この俺だけ。
他の誰にも見せたくない。
俺だけに見せる、彼女の、淫靡な姿…。
…。
買い物を済ませ、手を繋ぎながら向かうその先には、
互いの欲望が満ちた、日常とは異なる世界が見えている。
そして、無邪気な笑顔を浮かべる彼女の瞳にも、
その世界は、ちゃんと見えている。
…。
…さぁ、始めよう。
君の大好きな、恥ずかしい一夜を…
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