マダムに誘われ、和子と遼子は、部屋の奥のドアを開けた。
部屋は薄暗く、何にもない。上を見るとやたらと天井が高い。その天井から二本のロープが垂れ下がっている。
部屋の奥には恵美が立っていた。
いつの間にか着替えたのか、遼子の屋敷と同じ黒のラバー、キャットスーツを身に纏っていた。
「お待ちしてました。」
恵美は、静かに微笑む。
その足元にポチが土下座をしている。ピクリとも動かない。
先程と同じように頭からラバーマスクを被り、二つ穴が開いた所から目だけが出ている。先程と違うのは、黒のTバッグは穿いてなく、全裸だ。
マダムは、ポチに近づくと見下ろして
「立ちなさい。」
「はい。」
ポチは、おもむろに立ち上がる。慎重は高く、180はあろう。サッと両手を上げて天井から垂れ下がっているロープを掴む。
マダムは、黙ってポチの両手首をロープで固く結ぶ。ポチは、両手を吊り上げられ、足を大きく拡げる。
和子と遼子はゆっくりとポチに近づく。
カシャ!!
突然、ライトが点いてポチを照らし出す。
ポチの体は、全身に鞭跡が何本も赤く付いていた。
遼子は、手を伸ばすとポチの股間を指差して
「和子さん、見て!」
和子は、ポチの股間に目をやる。
和子は、驚いて思わず声を出す。
「すごい!!」
ポチのペニスは毛が無く、ツルツルしている。陰茎は太く長い。亀頭が太股の半分ぐらいまで垂れ下がっていて、亀頭は赤黒く膨れ上がり、そこにも赤い鞭跡がある。
遼子は、陰茎を手に持ち
「でかいでしょ(笑)デカチンポチ(笑)でも、それだけじゃなくて…」
陰茎を横に向けると何やら書いてある。和子が顔を近づけて見ると
《マダム専用奴隷》と書いてある。
和子は、側に立っているマダムに
「これは?」
マダムは、微笑み
「タトゥーです(笑)」
和子はさらに驚く。
遼子は、笑いながら
「こいつ…ポチは、身も心もマダムに従属してるのよ(笑)」
ポチは、黙ったまま足を大きく拡げ、身動ぎもしない。
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