後輩は性奴隷……7‐4
犬は四足歩行が基本。
床に膝を折る朱音を、俺は高い位置から見下ろしていた。
一糸纏わぬ彼女の白い肌は、羞恥に染まり始めている。
「ご主人様……今日もこの牝犬と、心行くまで遊んでください」
朱音は真っ直ぐ俺を見ながら言う。
羞恥心と僅かな喜悦が滲んだ瞳で、被虐を求めている。
「……その場で三回回ってワンって吠えろ」
「…………」
頬を赤らめながら、朱音は顔を下ろした。
半時計回りに、ゆっくりと手と足を移動させていく朱音。
清楚で上品なイメージを昔から持っている朱音は、実はこうして辱しめを受けるのが好きな変態だ。
いや、辱しめだけではない。
性に関して興味を持つ時期に、俺は様々なことを朱音に強要した。
口では否定していた朱音だったが、ほとんどのことを嬉々として受け入れていた気がする。
「わ、わん……」
小さく繊細なその声は、直ぐに静寂の中へと溶けていった。
「お手」
「わん……」
差し出した右足に、左手を乗せる朱音。
「おかわり」
「わん……」
次は左手。
朱音の顔は何かを確かめるように堅く、しかし瞳の色は変わりつつあった。
「ケツ上げろ」
上体を下げてお尻を上げる朱音。
しなやかな腰が苦しそうに曲がり、そこから緩やかな曲線を描くラインがとても卑猥だ。
「何本くわえた?」
朱音の傍らを移動し、湿り始めた入り口に指を沿わせる。
「ぁ……に、二本……です」
「え?」
俺以外の誰かに抱かれたのか……。
嫉妬からくる怒りが胸を燻る。
衝動に任せて、平手を打った。
「ああっ!」
艶かしさを帯びた声を上げ、ビクビクッと体を震わせる。
「今、犬が喋ったような……」
「わ、ワンワン」
慌てて二回吠える朱音。
「二本ねぇ……何倍にしてお仕置きしよう?」
鞄から取り出されるバラ鞭を目で追う朱音は、うっすらと悦を滲ませる。
ボヤけた手形が浮かび上がる尻を、無意識のうちに小さく振りたてる。
朱音は何も変わっていない。
少なくとも、彼女の体はそれを求めている。
それに応えるべく、今は、全ての疑念を胸の奥に仕舞うことにした。
※元投稿はこちら >>