一哉は、困惑して
「おトイレに…」
「本当にバカだね!お前は何なの?」
和子は、目をつりあげて怒る。
「い・犬です…」
一哉は、限界を迎えそうな尻を押さえて情けない声で言う。
和子は、妖しい目付きで
「犬が、人間と一緒のトイレなんか使うわけないでしょ?」
一哉は和子の言葉に動揺する。
和子は、表情を変えて微笑みながら
「こっちにいらっしゃい!(笑)」
リビングを歩く。
一哉は、尻を押さえて四つん這いで和子についていく。
和子は、リビングにある大きなガラス戸の前に立つ。窓を開けると芝生が引き詰めてある広い庭が見える。庭の真ん中には、白いテーブルと二つの椅子が置いてある。
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