和子は、遼子に
「来たみたい。また、後で連絡するね。」
「今から、会議だから終わった頃にこちらから電話するわ。あっ、そうそう…恵美にもアドバイスもらってね。実は、昨日一緒に買いに行ったの、黙っててゴメンね。」
「いいのよ。ありがとう。」
「じゃぁね。」
二人は急いで話終わると電話を切る。
和子がリビングを出ると一哉が浴室から帰ってきた。
「バカ犬。今お客様がみえたから、しばらく犬小屋で待ってなさい。」
一哉は、四つん這いのまま少し驚いて
「えっ?は…はい。ご主人様。」
「早くお行き!」
和子は、一哉の尻をパァン!と叩いて急かす。
和子は玄関に向かった。
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