一哉は、違和感でなかなか寝付けなかった。
一哉のアナルには、女性の生理用品が二つも入っている。昨晩も和子が部屋に入るなり
「バカ犬…アナルを見せなさい。」
と命じられてちゃんと入っているか確認させられた。目覚まし時計が、八時を知らせるアラーム音を鳴らす。一哉は、ダルい体をベットから起こして外出着に着替える。今日は大学に行かなければならない。大学二回生の一哉は、この年に単位を取るため授業やゼミを週に3日は入れている。
〔今日は、ご主人様に調教をいただけない…〕
しかも、今朝は父・勇太郎がいるので、昨日のような官能的な朝は迎えられない。
一哉は、バックを担ぎ上げて、普通に二本足で階段を降りていく。リビングに行くと、勇太郎が経済新聞を見ながらコーヒーを飲んでいた。一哉は、父に向かって
「おはよう…」
と言うと、父は新聞から目を離さずに
「ん。」
とだけ返事する。
自分の席に座ると、アナルにまた違和感が走る。ジンジンと痛み、アナルが広がる感覚が、頭を支配する。しばらくすると、和子が朝食を運んできた。
「一哉さん、おはよう。」和子は、にっこりと微笑んで一哉を見る。
「おはようございます…」一哉は、和子の眼を見る。和子は、微笑んでいるものの、眼は妖しく輝いていた。
〔あぁ…ご主人様と言って膝まつきたい!〕
一哉は、和子の眼を見てブルルッと震える。
一哉は、自分に運ばれたコーヒーを飲もうと手に取って中を見る。コーヒーの中に何かドロッとしたものが浮かんでいる。
一哉は、和子を慌てて見る。和子は、一哉をじっと見ている。
一哉は、それが和子の唾だと気づくのに時間はかからなかった。
一哉は、ズズッとコーヒーをすする。というより、和子の甘い唾をすすった。
一哉は、直ぐに恍惚の表情に変化する。
和子は、それを見てまた、妖しく笑う。
一哉は、静かで甘美な朝食を採り終えるとバックを手にして立ち上がる。
「行ってきます。」
父は、
「ん。」
と言っただけである。
和子は、いつもの様に一哉を見送るために玄関まで一哉と一緒に行く。
玄関に着くと、和子は小声で
「バカ犬…ちゃんと入ってるの?」
と一哉に顔を近づけて聞く。
一哉は、急に顔を近づけられた驚きで、顔を真っ赤にして
「は・はい。ご主人様。」と尻を擦りながら、和子と同じように小声で言う。
和子は、にっこり笑って
ペッ!!!
一哉の顔面に唾を吐きかける。
和子は、一哉の顔にベッタリとついた自分の唾液を見ながら
「いいこと?絶対に勝手にオナニーしないこと。後で直ぐにばれるわよ…もし、破ったら…分かってるわね?」
一哉は、恍惚の表情で
「はい…」
と返事をする。
和子は顔を近づけて、妖しい眼で
「今日は、私も帰りが遅くなるから…きっと、その時はお父様が帰って来てるからね…調教は明日よ…ただし、夜中にオモチャ使うから…」
一哉は、嬉しそうに
「はい…」
と返事をする。
それを聞いた和子は、口をモゴモゴと動かし、口の中に唾液をたっぷりと貯めて
ベツッ!!!
一哉の顔面に大量の唾を吐きかけた。
「あぁ…」
一哉は、和子の唾の臭いを嗅いで頭の中がピンク色に染まっていく…一哉の意思とは関係なく、ペニスがムクムクと膨らむ。
和子は、それを待っていたかのようにスッと手を伸ばして一哉のズボンのチャックの部分をギュッと強く掴んだ。一哉のペニスを確認すると、強く上に引っ張り上げる。
「グッ…」
唾だらけの顔面が激痛に歪み、体全体が上に引き上げられる。
そのままの状態で和子は
「いってらっしゃい!一哉さん!」
と大きな声で意地悪に言う
一哉は、苦痛に耐えながら「いってまいります…」
声を震わせて何とか返事をする。
和子は、パッと手を話すと妖しく微笑む。
一哉は、ホッと安堵して、そのまま後ろを向かず、和子を見つめながら、唾液でベチョベチョの顔で玄関を出た。和子は、変な歩き方で玄関を声を出さずに笑いながら一哉をしばらく見送っていた。
それから、一時間後に勇太郎は、事務所に行く。和子は、勇太郎を見送ると、慌てて家事に取りかかった。(急がなくっちゃ!!!)
和子は、軽い足取りでキッチンに向かう。
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